福井県文書館 資料紹介
A0143　松平文庫
00511 210 「御側向頭取御用日記」（1）
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御側向頭取御用日記（1）210ページ
　　　　　　　　　　一七半時過表ニ而御そば御好ニて宜被召上候、相済大奥御膳如例 一靱負罷出如例、金兵衛相願退出致候事 一七半時前主一拝診仕候処弥御異状無之御晩発之御様子も不被為在旨申上ル 一五時過?表御締切、五半時過表ニ相成御脚湯被遊少々御発汗被為在候 一御夜詰四時引 　　　　九月廿八日　陰　晩来雨 一御目覚六半時　　　　　　　　　　　　　診　主一 一御拭御仕廻御櫛御撫付等昨朝之通り 一御容体愈以御宣御脈も大抵御平生之如く何も御異状不被為在旨主一申上候 　御薬前法三貼差上之、今日?御転法解凝発汗湯 一御臨書如例　一九時過大奥へ被為入御膳如例 一為伺御機嫌十兵衛始何茂罷出御目見、御菓子被下等如例、仙庵罷出同様 　　　　殿様?八寸重三　玉子　大和餅二 　　右者此頃之御容体ニ付御機嫌被為聞被進之 一秋田弾正今日到着ニ付為伺御機嫌野服之儘被罷出、御目見被仰付御菓子并 　御茶右被進之両種御直ニ被下置之、過刻靱負罷出如例 一七半時過大奥へ被為入御膳被召上候 一夜分治部金兵衛始当番何茂於御前右被進之御菓子御茶被下之候 一五時過御〆切相成、此節大奥へも大和餅被下相成候由 一御夜詰引四時過思召ニて表御寝也 　　　　御金懸り被仰付　　　　　　　　　山野十太夫 　　右者御側御用人申渡　但当春定介被仰付候へ共是迄之通御裏役之義も心得居候事故 　　　　　　　　　　　　　御金懸りハ先不被仰付候へ共当節ニ而ハ御裏役も御用少ニ付本文之通
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