「御書翰」とは?
松平文庫「御書翰」全22冊・「御来翰」全20冊は、文久3年~慶応3年(1863~67)に松平春嶽が出した手紙、受け取った手紙を写し取ってまとめた冊子です。同資料収録の約2,800通の手紙は、春嶽と大名・幕臣・公家・寺家等との間で交わされたものです。
手紙は通称や号などで書かれることが多いことから、一見すると誰に宛てたものか、また誰から受け取ったものかがわからないものが多いです。そこで可能な限り、通称や号が誰のものであるかを解明し、1通ずつの目録にして、画像を見られるようにしました。ただし、推定によるものもあり、それらは( )内に記しました。