福井県文書館 資料紹介
A0143　松平文庫
00511 016 「御側向頭取御用日記」（1）
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「御側向頭取御用日記」（1）16ﾍﾟｰｼﾞ
　一大奥御寝御入、御夜詰四半時過引 　　　　正月十八日　晴　風寒 一御目覚六半時表へ被為入　　　　　　　　診　宗甫 一五半時過両御拝被遊、夫∂御掃除被遊候 一御膳前小豆粥御祝在之、引続御膳被召上候、御給仕平服也 一九時過御奥へ被為入御同座御膳被召上候　一元珉伺罷出御逢在之、御菓子被下候 一為伺御機嫌罷出面々十兵衛・敬左衛門・三十郎・十三郎・剛右衛門・平兵衛・辰蔵・清十郎 　治右衛門被為召御菓子御茶被下置之、折節甚十郎も罷出候 一七半時前大奥ニ而御膳被召上候　一靭負も罷出御噺申上候 一五時前御締切相成候、部や頂戴ニて一統へ御酒玉子豆ふ被下置候 一表御寝、御夜詰四半時過引 　　　　正月十九日　晴寒 一御目覚六半時　　　　　　　　　　　　　診　仲庵 一五半時過両御拝被遊、夫∂御間内御掃除被遊候 　　　　　生魚　ほら一本　丘持入 　右者先日仲の大名小路へ年頭参上之節先年御池之ほら被進候所格別御 　賞美被為在候ニ付当御時節ニハ候へ共相成義候ヘハ御獵被進候而ハ如何との養寿 　談事ニ付思召奉伺候而誠精得物御内々御側向ニて心配致見候得共取レ不申候 　然ル処又々昨日心配致見候所幸ニ一本得物在之ニ付被進可然旨多川へ懸合 　候所則先日仲野委細之訳合御先様ニて御噺申上候所御時節ニ付御堅く御断 　追而時節来候節御貰被成度厚キ御配意之所ハ忝思召候へ共何分当節ハ 　絶而御断被仰上度御旨之由多川申聞、如何ニも御厚キ御尤様之御義故

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