福井県文書館 資料紹介
A0143　松平文庫
00511 255 「御側向頭取御用日記」（1）
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　　　　　　　　　　一六半時二寸五歩廻り迄誠次郎見習相勤御用捨被成下退出致候 一小林又兵衛義犀次郎・誠次郎甥之続合ニ付御礼罷出候 一為伺御機嫌幸右衛門罷出御逢、御菓子被下之、次郎右衛門も罷出ル 一八時過?御締切御庭廻り在之、みかん一盛御慰ニ差出ス召上り、きんつバ焼差上之 　　　　亀甲せん餅大一箱差上之　　　　　金三郎 一横浜?昨日罷帰、真杉所左衛門罷出御逢在之、弾正罷出候、恕介も一寸罷出候 一七半時過大奥御膳如例、夜分御〆切如例 一大奥御寝、御夜詰四半時引 　　　　十二月六日　雷気満地白　午後?晴 一御目覚六半時　誠次郎罷出御引?退出致候 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　診　宗甫 一五半時前両御拝被遊候、御臨書如例 一奥御坊主松田文悦義壱月廿三日?発病之所言語錯乱発狂之体ニ付宗甫・主一申 　談鎮経剤腹薬為致之、仲間ニ而も厳敷昼夜番致且介抱人壱人御貸被下専ら妄 　行を用心致来候所不日鎮静ニ運兼候ニ付御小屋之内を囲締付入置養生為致置 　候所先近頃ニ至り漸々本性へ相復し候趣依之奥御坊主御免被成下御国表へ御帰シ被下候 　様頻ニ当人内願ニ付御道具役?奥番へ内願書差出申候、兼而発病前?志願も在之趣 発病後も最早奥御坊主相勤候存意も無之趣ニ付御側御用人江も申談之上病気柄之 事故評義之上内願之通奥番?御道具役へ申渡ス 一犀次郎義部屋迄罷出候所御承知被遊被為召御懇命之上御盃御扇子二被下置之 一九時過大奥へ被為入御膳被召上候、八時過民部罷出恕介罷出御閑話被遊候 　　　　蜜柑一箱二百斗差上之　　　　　　熊吉 一金兵衛義八半時過?退出致候
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