目次へ 前ページへ 次ページへ 第二章 日中戦争から太平洋戦争へ 第一節 戦争動員体制の強化 一 翼賛体制の成立 実践網の整備 初期の精動運動は、市町村の実施機関としては、市町村長が中心となって各種団体を総合的に総動員することとされて...

ふくいの記憶に出会う

「元服」（げんぷく／げんぶく） もともとは古代中国の儀式にならった成人の儀式で、初冠な ういこうぶり どともいい、 髪を切り、服を変え、冠を加えました。元は首、服は冠を意味しています。 飛鳥時代に冠帽の風習が定着してから、元服前の頭頂を露出（＝露頂）して いる童と わらわ 元服後の成人とに区別されるようになり、年齢にかかわらず、元服を していないと成人とはみなされませんでした。 天皇の元服に...

目次へ 前ページへ 次ページへ 第二章 農村の変貌 第一節 近世後期の農業と農民 三 農間余業の展開 農民的営業の展開 福井城下北西部の川西地区の「在方」は、明治初年にはかなり商工業の発達した地域であったことが従来の研究から知られてい...

目次へ 前ページへ 次ページへ 第五章 転換期の福井県 第二節 県民生活の変容 一 交通網の整備 主要道路の改良 国道は、一九五二年（昭和二七）の第一次指定以来、数次の追加指定が行われた。これに応じて主要地方道も再編され、順に県下の道...

目次へ 前ページへ 次ページへ 第二章 南北朝動乱と越前・若狭 第一節 建武新政と南北両朝の戦い 四 金ケ崎城の攻防 新田義貞の都落ち 後醍醐の講和受入れにいちばん驚いたのは新田義貞であったろう。講和となれば義貞は戦うべき目的を失うば...

目次へ 前ページへ 次ページへ 第六章 若越中世社会の形成 第五節 平安中・後期の対外交流 二 日宋貿易と若狭・越前国 宋商孫忠・黄逢の敦賀津への来航 林養・俊政の来航から二〇年後の承暦四年（一〇八〇）、宋人孫忠（史料によっては孫吉・...

目次へ 前ページへ 執筆者一覧 序章 隼田嘉彦 第一章第一節一 内田貞 二・三 牧野行治 四 舟澤茂樹 第二節一 藤井讓治 二 舟澤茂樹 三 内田貞 四 牧野行治 五 隼田嘉彦 六 本川幹男 第二章第一節 高澤裕一 第二節一 山本孝衛...

福 井 県 文 書 館 研 究 紀 要 第 12 号 福 井 県 文 書 館 BULLETIN OF FUKUI PREFECTURAL ARCHIVES No. 12 February 2015 CONTENTS Transcript of Lecture: Persons who Traveled to Echizen and Wakasa in the Edo Period AOYAG...

お錠 じ ょ う 口 く ち のなかにいたのはだれ？ ‐「表 お も て 御〆 お し め 切 き り 」と福井藩の奥向‐ 幕末の福井藩主松平春嶽（慶永）は、江戸城には黒書院のあ る表向 おもてむき と、将軍の執務・生活空間（奥 おく 向 むき ）との間に杉の板戸で できた「上 かみ ノ錠 じょう 口 ぐち 」があったと回想しています。同様な出入り 口は福井藩邸にもあり、「表 おもて 御錠 ...