文書館資料の中には複製化され、学校や公民館・福祉施設などに貸出せるものがあります。今回はその中から、とくに学校で使える資料を紹介します。
最新の複製シートのリストはこちらをご覧ください。

平成25年12月20日（金）～平成26年1月22日（水）　文書館閲覧室

・「展示パネル等資料貸出し申込書」に必要事項を記入・押印の上、貸出し希望日の3日前までに提出してください。
・貸出しできる対象は他の公文書館または図書館、博物館、 公民館、学校、官公署その他館長が適当と認める団体*です。
*これまで貸出しの例としては社会福祉施設・病院などがあります。
・貸出し期間は1か月までです。
・詳しくは職員までお気軽におたずねください。

定（五榜の掲示第一札）1868年（慶応4）
飯田忠光家文書（当館蔵）　G0013-00784
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五榜の掲示は明治新政府が五箇条の御誓文が出された翌日、全国の民衆に向けてかかげた五枚の高札です。
これはそのなかの第一札で「人間として（君臣・父子・夫婦などの儒教的道徳である）五倫の道を正しくすること。妻や夫のいない者や親のない子や一人で住む老人、身体が不自由な者を心にかけること。殺人や放火、盗みなどの悪いことはしないこと」などを説いています。

村送り一札之事（娘嫁入ニ付）　1847年（弘化4）
山田三郎兵衛家文書（当館蔵）　I0011-00330（001）

町人や農民が婚姻・養子縁組・奉公などで他村へ行く場合に、庄屋から先方の庄屋あてに送った文書です。
居村の宗旨人別帳から削除し、先方の人別帳に加えることを依頼しています。

左：福井で印刷された明治六年新旧合暦　1873年（明治6）
松田三左衛門家文書（当館蔵）　A0169-02279
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明治政府はそれまでの太陰太陽暦から太陽暦（グレゴリオ暦）への改暦を布告しました。 これによって1か月たらず後の12月3日が明治6年1月1日とされました。
この時期にはすでに翌年の暦が配られており太陽暦を普及させるために、明治6年に限って地方官庁の許可を得ればだれでも太陽暦の略暦を製作・販売することができました。
この暦は福井市街鶴屋町の版元が刊行した略暦（太陽暦）です。太陽暦（新暦）に太陰太陽暦（旧暦）を対応させた形で書かれています。

右：（太陽暦頒行ニ付足羽県布達）　1872年（明治5）
玉川区有文書（当館蔵）　D0076-00147
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1872年（明治5）11月9日に出された太政官布告を足羽県が改めて県内に出した活版印刷の布達です。

地券　1878年（明治11）・1882年（明治15
吉野屋文書（当館蔵）　B0030-01271
桜井市兵衛家文書（当館蔵）　N0055-00420

岩崎左近家文書（当館蔵）　Q0064-50006

明治政府が地租改正に際して発行した土地所有権利証書です。土地の所在・所有者・面積・地価などが記載されました。
86年（明治19）、登記法の実施で廃止されました。
異なった地目で6点あり、グループ学習で利用できます。

若越両国全図　1897年（明治30）
吉川充雄家文書（当館蔵）　C0037-00112
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1883年（明治16）版権免許、97年（明治30）訂正再版。編集人は福井県士族岩佐静夫、出版人は同県平民酒井安兵衛（二文字屋）です。
岩佐静夫が75年に敦賀県在職中に命じられて作成したものがもとになっているとあります。福井県を日本海側から見た形で描いており、現在の地図とは南北が逆になっています。

卓上では「けいばすごろく」「ひこうじどうしゃすごろく」「はめ画きょうそう」を紹介。

平成25年12月20日（金）～平成26年1月22日（水）　文書館閲覧室