今月のアーカイブ Archive of the Month

会期

平成21年6月10日(水)~24日(水) 文書館閲覧室

「資料を未来に残す」 -劣化と修復-

展示の様子
古くから伝えられてきた資料は 虫、かび、水害や火災など様々な要因で損傷しています。また近年では紙の繊維がもろく崩れていく酸性紙の劣化も問題になっています。
温暖多湿な気候のもと、紙・木・布・糊など有機質が圧倒的に多い日本の文化財は悪条件が重なると急速に劣化が進行してしまいます。
今月は当館収蔵資料に残っている様々な被害と、その対処方法の一部を紹介します。
酸性紙、錆びた虫ピン・ホチキスの針・クリップによる被害、虫による被害、湿気や水による被害などを展示するとともに、安全な応急措置の方法として、繕い、リーフキャスティング(すきばめ)などによる補修の方法を紹介しています。

修復の4原則

資料の原形を尊重する
資料にとって安全な材料と技法を使う
修復前にもどせる方法を選ぶ
修復の記録を残す

ポスター

福井県文書館

〒918-8113
福井県福井市下馬町51-11
TEL.0776-33-8890
FAX.0776-33-8891
Mail.bunshokan(at)pref.fukui.lg.jp

開館時間

開館時間  9:00~17:00
休館日   月曜日(祝日の場合は翌日)
      第4木曜日