今月のアーカイブ Archive of the Month

あれ、元号かわったの?-新元号の伝わり方-

 2019年5月、31年に及ぶ「平成」が幕を閉じ、「令和」の新時代が始まります。新元号「令和」は発表日の4月1日、テレビやインターネットなどで報道され、瞬時に大多数の人が新元号を知りました。
 この展示では、文書館が保管する資料の中から、ふくいの先人たちが新たな元号の情報にどのように触れ、どのように扱ったかを示す資料を数点紹介します。

会期

2019年4月23日(火)~6月26日(水)※終了しました

宝永への改元

「(万覚帳)」

「(万覚帳)」
土屋豊孝家文書(当館寄託)C0044-00235
1704年(元禄17・宝永1)

 江戸時代の土屋家当主による諸事の記録。
 元禄17年(1704)3月13日に宝永と改元されましたが、幕領大庄屋の土屋家にはその通知が4月21日に届けられ、その後村々に連絡されていたことがわかります。

天保への改元

「(天保改元の郡奉行達)」
「(天保改元の郡奉行達)」

「(天保改元の郡奉行達)」
飯田広助家文書(当館寄託) G0024-06046
1830年(文政13・天保1)

 鯖江藩郡奉行から鯖江藩領東俣組大庄屋の飯田家にあてられた天保改元の通達。文政13年(1830)12月10日に天保と改元されましたが、鯖江藩は同月24日にこの通達を発しています。

大正への改元

「渡世日記 新第1号」
「渡世日記 新第1号」

「渡世日記 新第1号」
飯田広助家文書(当館寄託) G0024-00427
1912年(明治45・大正1)

 明治時代末期から大正時代半ばまで上池田村長を務めた、飯田広助の日記。
 明治45年(1912)7月29日の天皇の容体や翌日の崩御に続き、翌々日に大正に改元されたことを即時的に記録しています。

福井県文書館

〒918-8113
福井県福井市下馬町51-11

TEL.0776-33-8890

FAX.0776-33-8891

Mail.bunshokan(at)pref.fukui.lg.jp

開館時間

開館時間:9:00~17:00

休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、第4木曜日