今月のアーカイブ Archive of the Month

大坂の陣、その時越前勢は -「難波冬夏軍記」から-

「難波戦記対陣之図」(抜粋)
「難波戦記対陣之図」(抜粋) 1709年(宝永6)写
坪田仁兵衛家文書(当館寄託) C0005-00442
戦国の世に終止符を打った大坂の陣。この戦いでの越前勢の活躍や 真田信繁の最期を紹介します。

会期

平成28年7月15日(金)~ 8月16日(火) 福井県文書館閲覧室

「難波冬夏軍記」

「難波冬夏軍記」 第一巻 表紙
年未詳(江戸時代)
坪田仁兵衛家文書(当館寄託) C0005-00427~00441
「難波冬夏軍記」は1611年(慶長16)3月の京都での豊臣秀頼と徳川家康との会見から、1614年からその翌年の大坂の陣、1616年(元和2)の家康の死去までを描いた全14巻の軍記物です。
「難波冬夏軍記」 目録 第13巻
豊臣氏が滅亡する大坂夏の陣を描く第13巻には、福井藩主松平忠直ら率いる越前勢が秀頼方の真田信繁(幸村)を討ったこと、大坂城本丸への一番乗りを果たしたことなど、活躍のようすが描かれています。

真田信繁を討ち取った福井藩士

「難波冬夏軍記」 真田信繁 対 西尾仁左
坪田仁兵衛家文書(当館寄託) C0005-00440
1615年5月7日の記事には乱戦のなか劣勢となった真田信繁(幸村)が田の畔に腰掛け休んでいたところ、福井藩士西尾仁左衛門(久作)が馳せ来て真田と槍を合わせ、 ついに真田を討ち取ったとあります。

「難波戦記対陣之図」

「難波戦記対陣之図」 全体図
1709年(宝永6)写
坪田仁兵衛家文書(当館寄託) C0005-00442
大坂の陣における大坂城の豊臣方と対する徳川方の布陣などを図示したものです。
徳川家康・秀忠の本陣・旗印・馬印のほか、大坂冬の陣の前に築かれた出城真田丸や真田信繁らの旗印や馬印なども描かれています。

ポスター

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開館時間

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