福井県文書館平成26年9・10月ミニ展示

今月のアーカイブ　Archive of the Month

今春発見され話題となった坂本龍馬の書状や由利公正（三岡八郎）の未公開資料が県立歴史博物館で展示されるのにあわせてミニ展示を開催しています。　

平成26年9月19日（金）～10月22日（水）　福井県文書館閲覧室

由利公正自筆和歌
宮崎長円家文書　A0180-00021
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今春発見された坂本龍馬の「越行の記」は由利公正（三岡八郎）を明治新政府の財政担当者に推薦する手紙でした（後藤象二郎あて）。
この推薦に呼応するように新政府に召し出された由利公正。
1867年（慶応３）12月、雪の降りしきるなか、京都を目指す由利が詠んだ歌を紹介しています。

歌の読み方

（上）由利公正自筆和歌箱書　宮崎長円家文書

1937年（昭和12）に福井市内で開かれた五箇条の御誓文70年を記念する遺墨展に出品されていたことがわかります。

（下）福井藩庁が作成した由利公正履歴　「士族六（サ、キ、ユ、メ、ミ）」
松平文庫（福井県立図書館保管）　A0143-00489
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1867年（慶応3）の参与出仕によって新しい履歴が起こされ、71年（明治４）の東京府知事拝命等まで書き継がれています。

由利公正のこれ以前の履歴については「剥札　下」を参照。