村送り一札之事
当村徳右衛門娘おと与申女、其御村方
重治郎妻ニ為遣申処実正ニ御座候、
依之以後宗旨人別其方御帳面ニ
御書載可被成候、此方ニ何之差障も
無御座候、此女ニ付以後いケ様之儀出来仕候
共、其方御作法之通ニ可被成候、然上者
此方ニハ申分構無御座候、為後年之村送り
一札仍而如件
　　　　　勝山領谷村
寛政四子年正月　徳右衛門（印）
　　　　　　　庄屋
　　　　　　　　庄左衛門（印）
　保田村庄屋
　　　　　兵三郎殿