うに・うなぎ -福井の美味-
江戸時代から全国に知られた越前の名産「うに」。 若狭三方の湖の幸「うなぎ」。
本県を代表する2つの美味の生産や供給に関する資料を紹介しています。
会期
平成26年7月5日(土)~7月19日(土) 福井県文書館閲覧室
御膳雲丹って?
受取相渡申定扶持方米之事
松田
三左衛門家文書(当館蔵)A0169-01681(001)
デジタルアーカイブは
こちら
福井藩領の長橋・北菅生・南菅生の3つの浦はこの資料が示すように「御膳雲丹」の産地として毎年旧暦6月の土用入りのころには藩役人が派遣され、多くの人足により雲丹の仕込みが行われました。
雲丹は福井藩を通じて将軍家への進物とされることもありました。
雲丹ラベル 明治後期
小川利三郎家文書(当館蔵) E0123-00001
デジタルアーカイブは
こちら
漁具図
漁具図 年未詳
当館蔵 歴史的公文書49689
若狭で使用されている漁具が地区別に精緻に描かれています。三方湖の周辺各村では漁業権をめぐり江戸時代初期から明治時代まで争いが続きました。
うなぎ漁の漁法についても、江戸時代前期から「鰻はえ縄」を使用していた鳥浜村がより効率の良い竹筒漁を導入した海山村を江戸時代後期に訴えました。
うに採集風景(越廼村居倉海岸、昭和38年7月 県広報写真)
当館蔵 写真60904
うなぎ竹筒漁(三方五湖、昭和56年9月 県広報写真)
当館蔵 写真68549