G0024-03132
正徳3年(1713)「越前国今立郡東俣村鑑」(つづき)
飯田広助家文書
○の読みをめぐっては、議論百出でした。
冬の間の農間稼ぎで作成するものと推測されたのですが、「轡」(馬のくつわ、藁製があるそうです)かもしれない、火(非)口(ほくち、火打石で発火させた火を移しとるもの)はどうか、と皆さんいろいろな案を出してくれました。
ここでは、「わらんじ(草鞋)」に素直に対応させて「沓」(くつ)としておきます。
一農業男ハ田畑耕作、冬至而ハ雪ふり候節ハ沓
わらんし
女ハ布少仕候
一樹木之類無御座候
一御除地壱反四畝弐拾歩 彦太郎兵衛
是ハ太閤検之節御棹奉行小堀新介様
庄屋屋敷ニ高之外ニ御除被下候
一御除地壱反弐畝 安右衛門
右同断
一郷蔵壱軒 但三間ニ弐間半
此反別壱畝三歩 上田
此分米壱斗六升五合 御引被下候
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