「ちょっと昔の福井県」 -“健康長寿”への足どり-
現在、全国でもトップクラスの健康長寿な福井県ですが、高度経済成長期までの本県の平均寿命は結核の流行などから全国値を大きく下回っていました。
ここではこうした私たちの“健康長寿”への歩みを、県広報写真などを手かがりにふり返ります。
会期
平成21年8月28日(金)~9月23日(水) 文書館閲覧室
参考資料
福井県『ふくいの健康長寿の謎解き』(福井県健康長寿調査分析報告書)2005年
福井県『半世紀のあゆみ-保険所法施行50周年記念誌』1987年
「結核予防キャラバン隊の出発」1960年10月
早期発見を呼びかけるために「結核は見かけでわからない」 などの横断幕をつけたレントゲン車。後ろは県庁。
「ポリオ生ワクチンの投与(福井市順化小学校)」1961年8月
前年からのポリオの大流行をうけて、この夏生ワクチンが カナダ・ソ連から緊急輸入され、全国1,300万人の子どもたちに一斉投与がされました。
「一日保健所(福井市一乗小学校)」1966年7月
「一日保健所(栄養指導、福井市一乗小学校)」1966年7月
「農繁期の共同炊事(あわら市菅野)」1967年5月
「農繁期の共同炊事」1969年5月
1967年の共同炊事のようすと比較すると、短い期間に流しやコンロや容器などが 大きく変わってきていることがわかります。
「あかちゃん健診」1968年2月
「あかちゃん健診(福井保健所)」1970年6月
この年から妊産婦の健康管理や乳児の無料健診などの「健康な赤ちゃんづくり運動」がすすめられました。
「栄養指導車命名式での実演」1971年9月
腰痛・手足のしびれなどの農夫症や高血圧をなくそうと食生活の改善のために導入された 「そよかぜ号」と「しあわせ号」。
大野と武生の保健所に配置され、それまでに導入された3台とともに各地を巡回しました。
「農山漁村体力づくり大会(美浜町)」1971年2月
ポスター