橋 -公文書を中心に-
建設中の九頭竜橋
当館では歴史的な資料として重要な公文書を保存し、現在26,400冊が閲覧できます(事前申込制)。
こうした公文書や行政刊行物・県広報写真の中から、今回はふくいの橋にスポットをあてました。
会期
平成23年12月23日(金)~2月22日(水) 文書館閲覧室
九十九橋の平面図(部分)
1984年(昭和59) 歴史的公文書 2270
九十九橋は福井市の足羽川下流部の一般県道福井四ケ浦線(旧府県道越廼-福井線)上にある橋です。江戸時代は北半分が木造、南半分が石造りの奇橋として知られていました。
この平面図は1986年(昭和61)完成の現在の橋を建設する際に作成されたものの一つです。現橋と新橋の重ね合わせ図になっており、新橋の幅が現橋の倍以上に広くなっていることがわかります。
橋梁台帳
今回展示している「橋梁台帳」は旧道路法(大正8年法律第58号)に基づいて、1950年(昭和25)以降に当時の県内国道・府県道の道路橋梁を 調査したものと考えられます。
なお、当時の国道12号が後の国道8号に、国道35号が後の国道27号になりました。
勝山橋の橋梁台帳(側面図)
1950年(昭和25) 歴史的公文書 6758
勝山橋は勝山市の九頭竜川上流部の一般県道勝山停車場線(旧府県道平泉寺-勝山線)上にある橋です。
この台帳には1915年(大正4)に架けられた一部吊橋からなる橋の概要と手書きの側面図が記載されています。
現在の勝山橋は1999年(平成11)に完成した橋です。
大手橋の橋梁台帳
1950年(昭和25) 歴史的公文書 6760
この大手橋は小浜市の南川河口部近くの一般国道162号線(旧府県道阿納-小浜停車場線)上にある橋で、1938年(昭和13)に完成しました。
小浜城の大手門へ向かう位置にあることから、橋の名がつけられました。
九頭竜橋の写真集(福井地震時)
年未詳 歴史的公文書 19226
九頭竜橋の写真集(建設途中)
年未詳 歴史的公文書 19226
橋・道路の管理について
福井県内の国道のうち、現在国土交通省が管理しているのは4路線(国道8号、27号、158号の一部、161号)、182km、県が管理しているのは12路線、586kmです。
くわしくは
こちらをご覧ください。
パネル展示
国が管理する橋のパネルは、国土交通省近畿地方整備局福井国道河川事務所提供
ポスター