展示内容
松平文庫「国事叢記」（A0143-01184）
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「国事叢記」は江戸時代に編纂された福井藩の史書です。1601年（慶長6）の結城秀康の越前入国に伴い、菩提寺の曹洞宗孝顕寺をはじめとする諸寺が下総国結城から福井城下へ引越または分寺したことについての記述があります。
松平文庫「御城下絵図別記 寺社」（A0143-00493）
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1685年（貞享2）の裏書のある福井城下絵図「御城下之図」の別記として伝えられている資料です。運正寺や孝顕寺などの菩提寺をはじめとする福井城下の寺社境内の詳細な見取図が描かれています。
松平文庫「一伯忠直公豊後江被為入候節越前敦賀ニ於而御認孝顕寺方丈ヘ被贈候御直筆之写」（A0143-02132）
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1623年（元和9）、2代藩主松平忠直は、将軍から隠居を命じられ豊後に赴く途中、敦賀永賞寺で父結城秀康の法要を行い、福井孝顕寺住持から血脈を受け剃髪し、一伯と号しました。資料は孝顕寺へ謝意と別れを述べた書状の写です。
松平文庫「御寄附物覚」（A0143-21470）
4代藩主松平光通以降、歴代福井藩主が大安寺に寄附した文物等の覚書で、1857年（安政4）に作成されました。8代藩主吉邦から寄附された文物のなかに、現在は国指定文化財となっている伝明兆筆「羅漢画 二軸」がみえます。
松平文庫「吉品公御逝去之節運正寺取扱之留」（A0143-02169）
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1711年（正徳元）9月、前藩主（「大殿様」）の7代藩主松平吉品死去のさい、その遺言に従い臨済宗瑞源寺への葬送を行おうとし、藩主松平吉邦はこれを菩提寺の浄土宗運正寺に諮りました。ところが運正寺住持がこれに異議を唱えたことを受け、福井藩側と運正寺の交渉などが行われた結果、吉品葬儀の導師を運正寺住持が勤め、まず運正寺で葬儀を行ったのち遺骸が瑞源寺へ入ることになりました。資料は、この問題をめぐる藩側と運正寺の数日間の交渉の経緯を記録したものです。
松平文庫「越前国寺庵」（A0143-M2221080000）
福井藩領内の寺院を宗派別に書き上げた資料で、菩提寺など有力寺院を筆頭に全921か寺と所付が記されています。藩の寺社行政に携わった役方が幕末期ごろに利用していた簡略な手控と考えられます。
松平文庫「六有堂詩稿 一」（A0143-02520）
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1865年（慶応元）7月の中元節（盂蘭盆）に、慶永は孝顕寺雪爪と福井城濠に舟を浮かべ、詩文を創作しています。雪爪は1858年（安政5）から約10年間孝顕寺住持を務め、のちに明治新政府に出仕した人物です。
松平文庫「運正寺指図」（A0143-21462）
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1847（弘化4）年8月に福井藩の作事（建築）をつかさどる御作事所が作成・利用した運正寺の指図です。当時、足羽山の山腹に公儀（将軍家）および歴代藩主の御霊屋が営まれていたことがわかります。
