11 原子力発電所の立地と地域振興(1) | |
1967年(昭和42)、敦賀半島の東西両岸で日本原子力発電敦賀1号機および関西電力美浜1号機の建設が始まりました。その後、60年代後半から70年代初頭にかけて、嶺南地域で立地が進み、計9基の原電が着工となります。さらに80年代初頭から原子炉の増設の動きが強まり、現在この地域は、電気事業用原子炉13基、研究用原子炉2基が運転されており、京阪神地域への電気エネルギーの重要な供給源となっています。 原電立地点には、いずれも沿岸部に点在する陸上交通の便宜に乏しい過疎地域が選ばれましたが、当初、地元では、陸上交通路の整備という積年の願いが実現されるという事実を前にして、おおむね原電の誘致に前向きの姿勢を示しました。 |
![]() ▲福井県の原子力発電所 拡大図37KB 『福井県の原子力』による。 ●は日本原子力発電、●は関西電力、 ●は核燃料サイクル開発機構を示す。 |
![]() ![]() 関西電力株式会提供 |