7 中世の女たち(2)
一乗谷出土の化粧道具
▲一乗谷出土の化粧道具
写真上部から越前焼のお歯黒(鉄漿)壷、銅製提子、紅皿、ツゲ製櫛、銅製鏡、毛
抜、はさみ、かんざし。最下部はたらいに渡して鉄漿を入れた提子などをのせるた
めの渡し金。                         一乗谷朝倉氏遺跡資料館蔵 




 商家の店先
 ▲商家の店先
 一乗谷で焼き物を扱う戦国期の商人の家を復元したも
 の。小袖を着た女性が控えている。絵巻物などにみら
 れるように中世の女性は生産や販売に深く関わってい
 た。            一乗谷朝倉氏遺跡資料館提供
日蓮聖人註画讃巻第二     
▲日蓮聖人註画讃巻第二
日蓮の法話を聴聞する人びと。女性の姿もみえる。奥書に示されているように、この絵巻は1536年(天文5)、謡に巧みな手猿楽者としても知
られる文化人窪田統泰により若狭小浜長源寺で描かれたものである。                京都市 本圀寺蔵 小浜市教育委員会提供

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