3 気比社と若狭彦姫社(2)
気比社古図
中世の気比社のようすを示す絵画資料。気比社は中世を
通じて焼失と造営を繰り返した。
敦賀市気比神宮蔵
▲若狭国鎮守一・二宮社務代々系図
12代祢宜景継は1284年(弘安7)に妻真阿とともに出家しているが、その儀式は多田妙観阿闍梨が戒師となり、供僧30人・御子・祝・海人が饗膳酒肴を
勧めた盛大なものであった。系図からは袮宜家牟久氏が若狭の在庁官人・国人と網の目のような婚姻関係を結んでいることがわかる。
京都国立博物館蔵
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