凡 例
一、『福井県史』通史編6近現代二は、通史編六巻のうちの最終巻であり、おもに昭和期を対象とし、必要に応じてその前後に言及している。
一、記述は、原則として常用漢字・現代かなづかいを用いた。ただし、固有名詞・歴史的用語についてはこの限りではない。
一、難読と思われる語には、各項の初出にふりがなを付した。
一、年代表記には原則として西暦年を用い、適宜その下の( )に日本年号を付記した。
さらに、明らかな場合には上位二桁を省略し、たとえば「一九六〇年」を「六〇年」とした。
一、本文中では、敬語・敬称を省略した。
一、 本文の叙述にあたって、引用・利用したおもな史料はその出典を文末の( )に簡略に記した。『福井県史』資料編・通史編については、その巻号と文書番号・表番号を(資12上一五二)、(資17 第140表)、(通5)のように略記した。なお、『福井県史』資料編11近現代二に収録されている場合は(資11 一―二四八)のように略記した。「一―」は資料編の「政治・社会」編の文書番号を示し、「二―」は「産業・経済」編を意味する。
一、出典のうち、つぎのように略記したものがある。
『福井県統計書』・『福井県統計年鑑』→『県統計書』
『日本帝国統計年鑑』→『帝国統計年鑑』
『福井県議会史』→『県議会史』
「福井軍政(民事)部月例報告書」→「月例報告書」
一、出典のうち、新聞・雑誌資料は、たとえば『福井新開』一九四五年一〇月二六日の記事を(『福井新聞』45・10・26)と、『福井経済』一九七一年八月号の記事は(『福井経済』71・8)と略記した。また、一九一五年以降の『大阪朝日新開』は、北陸版と福井版(一九二五年四月一日から)である。
一、本文に( )で注記した論文・著書のうちで、必要なものについては、参考文献として巻末により詳しく掲げた。
一、口絵・図・表・写真はそれぞれに一連番号を付し、所蔵者・出典などについては巻末に掲げた一覧に付記した。
一、本巻の執筆者および執筆分担は巻末に記した。
一、本巻には、差別事件や個人の基本的人権にかかわる歴史的事象も含まれている。これらは人権擁護をめざし、史実にもとづく科学的歴史研究を進める立場から取り上げたもので、この趣旨を理解し、利用していただきたい。
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