丹生郡宮崎村小曾原が古窯発祥地といわれるが、戦国時代には巨大な窯が平等(織田町)の丘陵に集中してつくられて甕などを焼いた。岳ノ谷窯跡群には長い斜面を利用した窯跡が数基ずつ群をなしている。大甕や擂鉢が戦国時代朝倉氏の一乗谷遺跡からも出土する。この越前焼は江戸中期ころより衰退に向かったようである。