ふるさと文学館開館10周年記念トークイベント①「未来へ伝えるかこさとし作品」
4月27日(日)に、ふるさと文学館開館10周年記念トークイベントとして「未来に伝えるかこさとし作品」を開催しました。
かこさとしご長女の鈴木万里さん、そして元偕成社の編集者で『かこさとし童話集』の編集などかこさとし作品を多く手掛けた千葉美香さんのトーク形式で、かこさとし作品の魅力について語っていただきました。
千葉さんは『太陽と光しょくばいものがたり』で初めてかこさんの担当となり、共著者だった藤嶋昭さんや研究者たちの専門的な話をとても分かりやすく解説し、絵本の言葉にしていったと回想。鈴木さんも難しい事柄をまず身近なところから始めて、少しずつ理解を広げていくのがかこさとし作品の手法であると解説されました。
そして昨年刊行された『かこさとし童話集』について、かこさんが亡くなる直前に童話集の手書き原稿を託され、その量の多さに加え童話集の構成まですべて考えられていたことにびっくりしたそうです。また鈴木さんは「トンネルの童話」「流れていった きしゃぽっぽ」などの背景には福井でのエピソードがあること、「スピッツベルゲン協会の集まり」には動物の姿を借りて戦争や平和への思いを投影していることなどを語って下さいました。
参加者からは「若いからこそ、未来のためにできることを考えたいと思った」「様々な伝えたいことが欄外にあることがわかりました」などの感想が寄せられ、お二人のトークに熱心に聞き入っていました。
かこさとしご長女の鈴木万里さん、そして元偕成社の編集者で『かこさとし童話集』の編集などかこさとし作品を多く手掛けた千葉美香さんのトーク形式で、かこさとし作品の魅力について語っていただきました。
千葉さんは『太陽と光しょくばいものがたり』で初めてかこさんの担当となり、共著者だった藤嶋昭さんや研究者たちの専門的な話をとても分かりやすく解説し、絵本の言葉にしていったと回想。鈴木さんも難しい事柄をまず身近なところから始めて、少しずつ理解を広げていくのがかこさとし作品の手法であると解説されました。
そして昨年刊行された『かこさとし童話集』について、かこさんが亡くなる直前に童話集の手書き原稿を託され、その量の多さに加え童話集の構成まですべて考えられていたことにびっくりしたそうです。また鈴木さんは「トンネルの童話」「流れていった きしゃぽっぽ」などの背景には福井でのエピソードがあること、「スピッツベルゲン協会の集まり」には動物の姿を借りて戦争や平和への思いを投影していることなどを語って下さいました。
参加者からは「若いからこそ、未来のためにできることを考えたいと思った」「様々な伝えたいことが欄外にあることがわかりました」などの感想が寄せられ、お二人のトークに熱心に聞き入っていました。



開催概要 | 子どもたちのために600を越える作品を生み出し、2026年に生誕100年を迎えるかこさとしさん。かこさんに詳しいお二人から、『かこさとし童話集』や最新刊『くらげのパポちゃん』など、かこ作品への思いとその魅力についてお聞きします。 日時:2025年4月27日(日)14時00分~15時30分 場所:県立図書館 多目的ホール 講師:鈴木万里氏(かこさとし長女・加古総合研究所代表) 聞き手:千葉美香氏(元偕成社編集者) 定員:100名(要申込) |
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参加費 | 無料 |
申込方法 | 申込先:TEL:0776-33-8866 FAX:0776-33-8861 WEB(Forms)、文学館カウンターからもお申込みできます。 |
関連展示 | 没後7年 加古里子特集展示「むかしのいきもの むかしのちきゅう」 会場:ふるさと文学館 プロローグゾーン 会期:7月2日(火)~9月16日(月・祝) |