産業・工芸

日本六古窯の一つである越前焼、 多くの芸術家に愛されてきた 越前和紙や、織物、若狭塗箸など、 福井の産業や工芸を描いた作品

タイトル著者出版者内容
炎の舞い津村節子新潮社越前焼の陶工の孫娘琴代は、祖父との暮らしを捨て、同郷の資産家の息子と東京へ駆け落ちした。さまざまな遍歴の後、いつしかふるさと越前織田の土に愛着を持つようになり帰郷。祖父とは対照的な新しい越前焼に取り組む。
紙の本則武三雄北荘文庫紙漉き職人の二代目岩野平三郎や和紙への思いなどを詠んだ、紙に関する詩6編を収録。越前和紙を使用した装丁も凝った1冊。
花がたみ津村節子中央公論社越前五箇の紙漉き屋の娘綾乃は、家業になじめず高校卒業後上京して働くが、苦難が続き帰郷する。九頭竜ダム建設で実家が水没した圭作と出会い、故郷や越前和紙を誇りに思う自分に気づき、和紙の里で再出発する。
弥陀の舞水上勉朝日新聞社紙漉き名人弥平のもとで働く主人公くみの薄幸でありながらも必死に生きる姿を描く。
越前和紙の里、五箇が舞台となっている。
遅咲きの梅津村節子中央公論社かなは鯖江市石田の生まれ。上京するが愛する人を事故で亡くし、帰郷して郷里の男と結婚する。そこには激しい姑との対立が待っていた。その確執の中で、石田縞の復元にかける、芯の強さを秘めた女の生きざまを描く。
絹扇津村節子岩波書店絹織物産業が発展を遂げる明治中頃から大正期の福井県春江村が舞台。貧しい織屋に生まれ育ったちよが時代の波にもまれながらも、白羽二重を紡ぎだし、ひたむきに生きる姿を描いた長編小説。
越前竹人形水上勉中央公論社山奥に住む竹細工師の喜助と美しい妻玉枝。喜助は妻に母の面影を求める。はかない愛の姿を描いた代表作。
喜助が暮らす竹神村は架空の村で、越前武生の山奥という設定。玉枝が芸者として働いていた芦原温泉も登場する。映画化、ドラマ化され、舞台でも上演されている。
竹人形殺人事件内田康夫中央公論社名探偵・浅見光彦が登場する、内田康夫の推理小説。
一体の竹人形から浅見家の醜聞が明らかになり、兄を救うべく光彦は越前竹人形の里へ向かう。
ちりとてちん藤本有紀/青木邦子日本放送出版協会小浜出身の女性が大阪に出て落語家を目指すNHK連続テレビ小説のノベライズ。
常高寺や三丁町、マーメードテラスなど小浜市街がロケ地となった。