越前がに、鯖のへしこなど海の幸や、おろしそば、コシヒカリ、水ようかんなど、福井の食を文章で味わう

タイトル著者出版者内容
女の贅沢津村節子読売新聞社越前ガニやおろしそばなどの名物が登場する、ふるさと福井が満載のエッセイ集。
開口一番開高健番町書房食通で知られる芥川賞作家・開高健のエッセイ。
「北陸の味覚王者の奢り」では越前海岸の旅館で、皿に山盛りの蒸したての越前ガニにむしゃぶりついたことを綴っている。開高が初めて越前岬にやってきたのは昭和40年の冬。越前ガニの美味しさに感動し、その後30年にわたって越前町を訪れ、冬の味覚を堪能した。
その年の冬立原正秋講談社直木賞作家・立原正秋の絶筆。
主人公が夫とともに三国の料亭を訪れ、甘えびや越前ガニに舌鼓を打つ様子が描かれている。
若狭海辺だより水上勉文化出版局鯖を糠漬けにしたへしこや、若狭かれいにまつわる母の思い出について綴ったエッセイが収録されている。
幕末早春賦有明夏夫文藝春秋大野の夏の風物詩、半夏生に鯖を食すシーンが登場する。
百人一酒俵万智文藝春秋お酒に関するエッセイ集。
「ゴールデン街アルバイト日記」では、コシヒカリの新米おにぎりをお通しに出したら絶賛されたことを綴っている。
夜のある町で荒川洋治みすず書房福井の水ようかんに子どもの頃から親しんだのはしあわせだと綴っている。