開催日	2022年7月2日(土）
参加費	無料
申込方法	6月14日9:00開始　電話のみ 申込先：TEL:0776-33-8866

　7月２日（土）、角野栄子展～魔女とおばけの世界へ～の開幕を記念し、角野栄子先生にお越しいただき、講演会「旅と物語」を開催しました。
　ご講演では、幼少期の読書体験や、物語と旅について、ユーモアを交えてお話いただきました。子どもから大人まで幅広い年代の方が、角野先生のお話に聞き入りました。
角野先生のこども時代は戦争のさなかにありました。自由でない子ども時代を送った角野先生は「書くこと」の中に自由を見出し、一生書いていくと決めたといいます。散歩や旅には、黒革の手帳を持参し、いたずら書きをしながら物語を作っていらっしゃるそうです。コロナ禍で自由に旅に出ることができなくても、本を読むことで本の主人公の気持ちになり旅をすることができるとおっしゃっていました。
　また、角野先生は、子どもたちが初めて自分で本を読み終えることができるよう、飽きさせない内容やリズムで幼年童話を書いていらっしゃいます。本を読むことが一生の宝物になるということや、鉄砲より言葉の人間を育てていくことの大切さを語って下さいました。
　聴講された方からも、「思い出が生きる力になるという言葉に感銘を受けた」「感動し涙がとまらなかった」「江戸川区角野栄子児童文学館が開館すれば、福井から旅したい」などの多くの反響をいただきました。