創作講座・脚本「せりふはどこから産まれ、どうやって産むのか?」

開催日 | 2022年 1月22日(土) |
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開催時間 | 14時00分~15時30分 |
会場 | 福井県立図書館 多目的ホール |
講師 | 鈴江 俊郎氏(劇作家) |
内容 | 上梓した作品が世界各国で翻訳され、現在も第一線で活躍されている劇作家・鈴江俊郎氏が、脚本創作の基礎について語ります。 |
定員 | 50名(要申込)定員に達しましたので、申込みを締切ました。 |
参加費 | 無料 |
申込方法 | 電話かFAX、メールにてお申込みください。直接、文学館窓口に申し込むこともできます。 |
創作講座・脚本を開催しました

1月22日(土)に脚本家の鈴江俊郎氏を講師に迎え、創作講座・脚本「せりふはどこから産まれ、どうやって産むのか?」をリモート形式で開催しました。
鈴江氏はまず、良い脚本を書くには常に新しい試みを続けることが大切で、それは苦しい取り組みであると述べられました。また執筆の際おさえるべきこととして、自分が演じるつもりで書くこと、上演する舞台の特徴を踏まえること、役者が本当に言えるセリフを紡いでいくことを挙げ、素敵なせりふとは上演と共に生きるせりふである、と話されました。
後半は鈴江氏が参加者の質問にお答えする形で進行しました。その中で、多くの作品を批判的に読み、自分が世界の中でどう位置するのかを確認する取り組みが独自の作品を生み出すのに有効であること、演技については時に不安や迷いとともに演じることが観客に訴える力をもたらすことなどをご紹介されました。
最後に「表現することは世界を豊かにし人生に意味をもたらす」とまとめられ、受講者からは「ご自身の経験を語っていただきとても参考になった」「脚本創作の奥深さ、魅力に触れることができた」など、多くの反響がありました。