出前文芸創作教室を開催しました

俳句講座

 9月12日(土)に大野市和泉中学校、16日(水)に永平寺町立上志比中学校で、俳人の中内亮玄氏を講師に出前文芸創作教室を開催しました。
 前半は、平安時代の連歌に始まる俳句の歴史と、表現上の特徴について説明しました。また和泉中学校では全校生徒が6名ということもあり、生徒が事前に創作した俳句を取り上げて、それぞれの良い点、改善点をお話ししました。
 後半は著名俳人が青春を詠んだ俳句を紹介し、生徒たちに、句に込められた思いを想像しながらふさわしい言葉を空欄に当てはめる、という問題に挑戦してもらいました。正解が紹介されると生徒たちは、驚きとともに俳句における一つ一つの言葉の大切さを感じ取っていました。
最後に、山口誓子の「学問のさびしさに堪え炭をつぐ」を紹介し、一人で孤独と向き合わなければ何かを成し遂げることはできず、そういう時間を大切にしてほしいと締めくくりました。