10/21文学カフェ桑島かおり氏

コーヒーを飲みながら気軽に福井の文学に親しんでいただく文学カフェ。今回は、あわら市生まれ、在住の小説家・桑島かおり氏を迎え、作家デビューまでの経緯や小説の種さがし、ストーリーの膨らませ方などご自身の創作活動についてお話しいただきます。

タイトル : 想像を形にする楽しさ
日  時 : 平成30年10月21日(日)14:00~15:30
講  師 : 桑島 かおり 氏  (小説家)
定  員 : 30名(要申込・先着順)
参加費  : 250円(飲み物代)※コーヒーまたは紅茶
申込方法 : 電話、FAX、メールにてお申し込みください。直接ふるさと文学館窓口でもお申込みいただけます。
桑島かおり氏文学カフェちらし.pdf

実施報告
10月21日(日)にあわら市在住の小説家・桑島かおり氏を講師に迎え、文学カフェを開催しました。
 
桑島氏は、小学生の時から本や空想が大好きで、帰り道に空想しながら物語を作っていました。高校生の時にライトノベルに出合い、このような自由な世界なら自分の作品も受け入れてもらえるかもしれないと思い、本格的に小説家を目指します。専門学校のノベルス学科に進学、卒業後は福井に戻り、文学賞への応募を続けていたところ、専門学校時代の先生が経営する現在の作家事務所から声をかけられ、作家修行の後、作家として活動するようになりました。
 執筆について、時代小説の仕事は知識がほとんどないため不安だったが、ジャンルが違うだけで断るのはもったいないと思い、資料を読んで勉強した、と苦労を話しました。これによって新たな時代小説の仕事にも繋がったそうです。このほか、決まっている題材の中でどう面白くするか、どれだけ自分らしさを出していくかに重点を置いていること、一文でも自分で読んでときめいたものを残していくこと、アイデアが思いつかない時は、辞書を見たり、図書館に並んでいる背表紙を眺めて歩いたりすることなど、創作のヒントとなる話も多くありました。
 また、今年12月に出版される新刊についても紹介しました。あわら市を舞台に、温泉街で旅館へ御用聞きに回る酒屋さんが主人公のキャラクター文芸です。
参加者からは、「体験をふまえたお話でとても参考になった」「やさしい人柄が伝わってきた」などの感想が寄せられました。

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