9/2佐藤多佳子氏講演会

夏季企画展「スポーツと文学」関連イベントとして、高校生スプリンターを描いた『一瞬の風になれ』の著者・佐藤多佳子氏に、スポーツ小説の魅力や創作について語っていただきます。

演 題 : 好きなものを追いかけて
講 師 : 佐藤多佳子氏(作家)
日 時 : 平成30年9月2日(日) 14:00~15:30(開場13:30)
会 場 : 福井県立図書館 多目的ホール
定 員 : 150名(要申込・無料)  手話通訳、リアルタイム文字表示を行います
※電話かFAX,メールにて、ご氏名と電話番号をお知らせください
直接文学館窓口に申し込むこともできます
佐藤多佳子氏講演会チラシ.pdf



 佐藤多佳子氏講演会実施報告
 9月2日(日)に、作家・佐藤多佳子氏の講演会「好きなものを追いかけて」を開催しました。
 講演では最初に、スポーツ観戦が好きなこと、競技を中心に描いたスポーツ漫画のような小説を書きたいと思ったこと、登場人物をしっかり設定するため4人で競技するリレーを題材にしようと決め『一瞬の風になれ』を書いたことなどが紹介されました。
 また、『一瞬の風になれ』の執筆に当たって4年間高校の陸上部を取材したことにより、専門的な知識を身に付けることができただけでなく、顧問の先生や部員たちの人柄のすばらしさ、学年によって立場が変わっていく姿なども知ることができ、得がたい経験になったと話しました。
 そして、筋書きの無いことが魅力であるスポーツをあえて小説にしたのは、人間の心を表現することにより読者に元気と勇気を与えることができるからだ、とまとめました。
 参加者からは、「作家の本音を聞けた貴重な時間だった」、「感動を生み出すフィクションの力を改めて感じた」などの声が寄せられ、世代を超えて多くの読者に支持される佐藤氏の作品の原点を知ることができました。
(参加者125名)

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