6/17山本一力氏講演会

直木賞を受賞した時代小説家の山本一力氏に、創作秘話や作家生活、人生観などについてお話しいただきます。
幕末明治福井150年博関連事業
★定員に達しましたので、受付は終了しました

タイトル:生き方雑記帖2018
日  時:平成30年6月17日(日)14:00~15:30(開場13:30)
場  所:福井県立図書館 多目的ホール
定  員:150名(要申込・参加無料)
そ の 他:手話通訳、リアルタイム文字表示を行います
申込方法:来館、電話、メールにて、ご氏名、電話番号をお知らせください。
      福井県ふるさと文学館 TEL:0776-33-8866
      e-mail bungakukan★pref.fukui.lg.jp (★をアットマークに変えて送信して下さい)
山本一力氏講演会チラシ.pdf
山本一力氏講演会実施報告

 6 月17日(日)に、直木賞作家・山本一力氏の講演会「生き方雑記帖2018」を開催しました。
 講演では、最初に「小人は縁に気づかず、中人は縁を生かさず、大人は袖すり合う縁も縁とする」ということわざを引用し、福井の人々との触れ合いの中で感じた、おもてなしの心が宝物であると語りました。
 また、本県出身の佐久間艇長が、潜水艦事故のなか最期まで部下とその家族を思いやった遺書を紹介し、他人を慮ることこそが縁を大切にすることになるのだと話しました。
 そして幕末の福井藩主・松平春嶽公の人柄について、維新後高い地位を得る機会があったにも拘わらず、日本の事を考えて第一線から退いたのは、自分を客観的に判断できる視点を持っていたからだと分析しました。
 参加者からは、「地元福井の底力に気づいた」「効率化の中で忘れつつある大事なものを思い出した」などの声が寄せられ、人との出会いの大切さを描く山本一力氏の魅力に 触れる良い機会となりました。

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