(平成30年度)雑誌に紹介したおすすめ本

雑誌に紹介したおすすめ本

雑誌(・「月刊はうすくらぶ」・「Famile」)に県立図書館のおすすめ本を紹介しています。
※表紙の画像掲載に関する著作権の許諾については、出版社の許可をいただいています。

平成30年度
◆「月刊はうすくらぶ」
4月号(休刊) 5月号 6月号 7月号
8月号 9月号 10月号 11月号
12月号 1月号 2月号 3月号

◆「Famile」
4月号 5月号 6月号 7月号
8月号 9月号 10月号 11月号
12月号 1月号 2月号 3月号


  「月刊はうすくらぶ」

<3月号掲載>

大人向けと子ども向けの本を各1冊紹介しました。

文学はおいしい。
小山鉄郎/著,ハルノ宵子/画 作品社

地方紙連載の「文学を食べる」をまとめた一冊。日本文学に登場した百種類の食べ物、飲み物を取り上げ作品とともに解説したエッセイ。明治から昭和までの幅広い作家が取り上げられている。どのページからでも読み始めることができる本。

ねこのくにのおきゃくさま
シビル・ウェッタシンハ/さく,松岡享子/やく 福音館書店

ねこの国の人たちは、働き者で何不自由なく暮らしていましたが、何か足りなく思っていました。ある日お面をかぶった不思議な2人組のお客がやってきて、歌ったり踊ったり。すっかり人気者になります。さてこの2人の正体は?絵は鮮やかで美しく、ねこたちの表情も魅力的。



「Famile」

<3月号掲載>

3月のテーマ「春のおとずれをかんじる えほん」

根っこのこどもたち目をさます
ジビレ・フォン・オルファース/絵,ヘレン・ディーン・フィッシュ/文,石井桃子/訳・編 童話館出版

春を迎えようとしている地面の中では、ぐっすり眠っていた根っこのこどもたちが目をさまします。子どもたちは、春になったら着る色とりどりの服を縫ったり、ねむっている虫たちを起こして地上へ出るためのおめかしをしてあげます。そして春になり、みんな一列になって地上に出ていきます。春が来る喜びと四季の美しさが伝わる物語絵本です。(4歳から)

ふゆめがっしょうだん
富成忠夫/写真,茂木透/写真,長新太/文 福音館書店

落葉した木の枝に出る小さな冬芽。「みんなは みんなは きのめだよ」で始まる文章の一文一文に、その冬の木の芽のアップの写真がついています。よく見ると、その一つ一つが、まるで人や動物の顔に見えてくる。冬芽のとぼけた「表情」に、ユーモラスで調子のよい言葉を添えたユニークな写真絵本です。(4歳から)

二ひきのこぐま
イーラ/作,松岡享子/訳 こぐま社

春になるのを待ちかねていた2匹のこぐま。夢中になって遊ぶうちに、迷子になってしまいます。くたびれて眠ってしまったこぐまのところに、カラスがお母さんぐまを案内してくれて、親子は無事に再会。本物のくまたちが主人公のモノクロの写真絵本。くまたちの自然で愛らしい姿に引きつけられます。(4歳から)



  「月刊はうすくらぶ」

<2月号掲載>

大人向けと子ども向けの本を各1冊紹介しました。

牧水の恋
俵万智/著 文藝春秋

短歌が教科書にも取り上げられ、ひろく知られている若山牧水。しかし牧水が恋の歌人であり、名歌が痛切な恋により生まれたことはあまり知られていない。高校時代から短歌に共感し、影響を受けたという歌人である著者が描く牧水の評伝。

ペンギンのヒナ
ベティ・テイサム/さく,ヘレン K.デイヴィー/え,はんざわのりこ/やく 福音館書店

コウテイペンギンの子育てを描いた絵本。ペンギンは、南極大陸で真冬に卵を産む。メスは卵を産むとえさをとりに行き、オスは激しい吹雪の中を、約120日の間、立ったまま卵を抱き続ける。南極の過酷な環境に適応したペンギンの暮らしに驚く。真冬に読みたい1冊。



「Famile」

<2月号掲載>

2月のテーマ「『好き』な気持ちがあふれる えほん」

しろいうさぎとくろいうさぎ
ガース・ウィリアムズ/ぶん・え,まつおかきょうこ/やく 福音館書店

2匹のうさぎは、いつも一緒に森で仲良く遊んでいました。ところが黒いうさぎが悲しそうな顔をするので、白いうさぎは「どうしたの?」と聞きます。「うん、ちょっとかんがえてたんだ」と黒いうさぎは言いました。いつまでも一緒にいるために、2匹が出した答えとは…。(4歳から)

ごきげんなライオンしっぽがふたつ
ルイーズ・ファティオ/文,ロジャー・デュボアザン/絵,今江祥智/訳 BL出版

いつもごきげんなライオンくんが、空を見上げてはため息ばかり。ラクダもクマもシマウマも奥さんがいるのに、どうしてぼくだけひとりなの?ある日サーカスがやってきて、まるで王女さまのようなライオンにライオンくんは一目ぼれ。ライオンくんの恋の結末はいかに?(6歳から)

どうながのプレッツェル
マーグレット・レイ/文,H.A.レイ/絵,わたなべしげお/訳 福音館書店

ダックスフントのプレッツェルは、ドックショーで優勝するほどの胴の長さが自慢。大好きなグレタにプロポーズするも胴長は嫌いとつれない態度。そこで大きな骨やきれいなボールをプレゼントしますが、やっぱり胴長は嫌いの返事。プレッツェルの気持ちはグレタに届くのでしょうか?(4歳から)



  「月刊はうすくらぶ」

<1月号掲載>

大人向けと子ども向けの本を各1冊紹介しました。

おとなママの会話術
辰巳渚/文 岩崎書店

良好な人間関係をきずくために、様々な場面で使える言い回しを紹介しています。ママ友とのつきあいから学校関係、ご近所づきあい、習い事関係と幅広く、具体的なフレーズが紹介されていてさらっと読めます。

やまのこどもたち
石井桃子/文 深沢紅子/絵 岩波書店

梅の花が咲く夏、梨が実る夏、秋には運動会、冬は年越し。農村の四季折々の暮らしと自然を、来年1年生の男の子たけちゃんを中心に描きます。
雪がふりつもる冬。年越しには魚を買い、ごちそうを準備し、家族そろって正月を迎えます。
明るく元気な子どもたちの日常が素朴な絵で生き生きと描かれます。



「Famile」

<1月号掲載>

1月のテーマ「さむいふゆのひ あったかぁくなる えほん」

たろのえりまき
きたむら えり/さく・え 福音館書店

こぐまのたろは、おかあさんが編んでくれた赤いえりまきをして、うさぎのなーちゃんとそりすべり。ところが風にえりまきを飛ばされ、探しにいくことに。友だちに聞きながら、林の中でいろいろな赤いものをみつけます。シンプルな線で描かれ、ほんわかとしたやさしい気持ちになる絵本。(3歳から)

おふろだいすき
松岡享子/作,林明子/絵 福音館書店

ぼくがアヒルのプッカといっしょにおふろに入っていると、湯舟の底から大きなカメが顔を出した。ふたごのペンギンにオットセイ、なんとカバやクジラまで現れて…。美しくのびやかな絵が、こどもたちを湯気が立ち上るおふろの世界に引き込みます。おふろに入りたくなること間違いなしの楽しい絵本です。(4歳から)

てぶくろがいっぱい
フローレンス・スロボドキン/文,ルイス・スロボドキン/絵,三原泉/訳 偕成社

ネッドとドニーはふたごの男の子。ある冬の日、ドニーが手袋をひとつなくしてしまい、それを知った近所の人たちが次々に落ちていた手袋を届けてくれます。たくさんの手袋を持ち主に返すには?その時ネッドがいいことを思いつきました…。50年以上前のお話ですが、変わらず思いやりの心が伝わる絵本。(4歳から)



  「月刊はうすくらぶ」

<12月号掲載>

大人向けと子ども向けの本を各1冊紹介しました。

ハマる縄文!?
山岡信貴/編著 徳間書店

縄文土器や土偶は教科書に載っているものだけじゃないと、全国各地の出土品をユニークな観点で紹介しているフォトブック。誰が何のために作ったかわからないから、いろいろ想像できて楽しい。縄文にはまってみませんか?

わたしのろばベンジャミン
ハンス・リマー/文,レナート・オスベック/写真,松岡享子/訳/訳 こぐま社

スージーの友だちはろばのベンジャミン。スージーはパパと散歩中に、海岸で生まれたてのろばを見つけ家に連れ帰ります。それ以来、ふたりは大の仲良し。一緒に遊んだり、お散歩したりします。でも、ある朝ベンジャミンがいなくなって…。ふたりの表情が愛らしい白黒の写真絵本。



「Famile」

<12月号掲載>

12月のテーマ「もうすぐクリスマス サンタクロース のえほん」

クリスマスのまえのばん
クレメント・C.ムーア/ぶん,ウィリアム・W.デンスロウ/え,わたなべしげお/やく 福音館書店

誰もが寝静まったクリスマス前夜。物音で目をさました父さんが窓から外を見ると、陽気なセントニコラス(サンタクロース)がトナカイのそりに乗って夜空をとんできました。長くアメリカの子どもに親しまれてきた物語詩を絵本にしたもの。鮮やかな色彩で楽しげな絵とリズミカルな文章が魅力です。(4歳から)

クリスマスのおくりもの
ジョン・バーニンガム/さく,長田弘/やく ほるぷ出版

クリスマスイブの夜。おじいさんサンタは、袋の底に配り忘れた贈り物を見つけます。疲れた体にむち打って飛行機、ジープ、バイク…と乗り継いで、貧しい子どもの住む遠い山に向かう生真面目なサンタ。はたして、クリスマスの朝までに届けられるでしょうか。ユーモラスで心温まるおはなしです。(4歳から)

サンタクロースのおくりもの
E.クラーク/作,J.オームロッド/絵,戸田早紀/訳 金の星社

寒いクリスマスイブの夜、ひとりぼっちの年老いたロバのもとにサンタクロースが現れます。プレゼントを配る手伝いをし、最後に着いた一軒の家で、ロバの身に起こったとても素晴らしいこととは何だったでしょう。銀をアクセントにした静謐な絵が、聖夜の雰囲気を盛り上げる、心打たれるおはなし。(4歳から)



  「月刊はうすくらぶ」

<11月号掲載>

大人向けと子ども向けの本を各1冊紹介しました。

水揚げ&花のケア
薄木健友/著 誠文堂新光社

切り花を長持ちさせるために、水揚げが必要なことは知っていても、その方法にいろいろあることはご存知ですか?本書は水揚げの準備や種類と方法、花の管理方法を詳しく紹介しています。90品目以上の花については、具体的にケアの方法も紹介しています。

スーホの白い馬
大塚勇三/再話,赤羽末吉/画 福音館書店

モンゴルの楽器、馬頭琴のいわれを語る。貧しい羊飼いの少年スーホが育てた馬が競馬大会で一等になるが、殿様は褒美も与えず馬まで奪う。馬は逃げ帰るが息絶え、スーホの夢に現れて…。モンゴルの草原や空の広さを、大判横長の絵本で味わってほしい。



「Famile」

<11月号掲載>

11月のテーマ「収穫 のえほん」

おおきなおおきなおいも
赤羽末吉/さく・え 福音館書店

雨で延期になったいもほり遠足。かわりに子ども達は大きな紙をつなげて、大きな大きなおいもを描いていきます。ヘリで幼稚園に運び、泥だらけのおいもを洗って、プールに浮かべて遊んだ後は、おいもパーティをして食べてしまいました。するとみんなのお腹はガスでふくらんで飛びあがり、まるで宇宙旅行。子ども達の楽しい空想がいっぱい詰まった絵本です。(4歳から)

サリーのこけももつみ
ロバート・マックロスキー/文・絵 石井桃子/訳 岩波書店

サリーはお母さんとこけもも山にこけももを摘みに行きました。でもサリーは摘んでは食べてを繰り返し、バケツにちっともたまりません。同じように熊の親子が冬に備えて、こけももを食べに来ていました。そのうちに、サリーとこぐまはお母さんとはぐれてしまい・・・。アメリカの豊かな自然に作者の力強い絵がよく似合っています。(4歳から)

おおきなかぶ
A.トルストイ/再話,内田莉莎子/訳,佐藤忠良/画 福音館書店

おじいさんがかぶを植えると、甘い元気のよいとてつもなく大きいかぶができました。おじいさんだけではかぶは抜けず、おばあさん・孫・犬・猫・ネズミを次々と呼んできて、やっと抜くことができました。「うんとこしょ どっこいしょ」のかけ声を一緒に言いたくなる、みんなが大好きな絵本です。(3歳から)



  「月刊はうすくらぶ」

<10月号掲載>

大人向けと子ども向けの本を各1冊紹介しました。

レシピを見ないで作れるようになりましょう。
有元葉子/著 SBクリエイティブ


今はレシピをすぐ調べられるので、つい調べてしまってレシピが覚えられない。そこでレシピを見ずに料理を作るために知っておきたい料理のポイントを紹介している本。料理のコツを習得すると応用にも使えます。美味しい料理をつくりましょう。

これがほんとの大きさ!
スティーブ・ジェンキンズ/作,佐藤見果夢/訳 評論社

ゴリラの手はどれぐらい大きいか?ダチョウの卵はどれぐらい?ダイオウイカの目玉はページをはみ出しそう…。18種類の動物の全身や一部分を実物大で紹介。大胆な構図でほんとうの大きさに目をみはる迫力満点の絵本。



「Famile」

<10月号掲載>

10月のテーマ「フレーフレー!うんどうかいの えほん」

フランシスのおともだち
ラッセル・ホーバン/さく,リリアン・ホーバン/え,まつおかきょうこ/訳 好学社

フランシスは野球が好きな活発な女の子。妹を置いてきぼりにして、男の子の友だちアルバートを誘いますが、相手にしてくれません。そこで妹と「男の子お断り」のなかよしどうし運動会をすることに。今度はアルバートが運動会に入れてほしくて…。子どもの気持ちを丁寧に描いた1冊です。(4歳から)

こぎつねキッコ うんどうかいのまき
松野正子/文,梶山俊夫/絵 童心社

山の幼稚園の裏山に母さんぎつねと住む子ぎつねキッコは幼稚園を眺めるのが楽しみ。ある日初めて見た運動会に大喜び。玉入れ、かけっこ、つなひき、リレー…。松の木の陰で応援します。ついに最後の仮装行列にキッコも母さんときつねの親子になって、こっそり出場。度胸あるお母さんと愛らしいキッコのたのしい1日にほのぼのします。(3歳から)


やまのこどもたち
石井桃子/文,深沢紅子/絵 岩波書店

春は梅の花でおままごと、夏には梨とり、秋の楽しい運動会、冬の年越し―山村の素朴な暮しと自然を1年生になるたけちゃんを中心に描きます。季節を五感で感じながら、のびのびと感受性豊かに育っていく子どもたち。大切なことはみんな周りの人たちや自然が教えてくれていたんだとあらためて思います。(3歳から)



  「月刊はうすくらぶ」

<9月号掲載>

大人向けと子ども向けの本を各1冊紹介しました。

すごいトシヨリBOOK
池内紀/著 毎日新聞出版


ドイツ文学者で、エッセイストの著者が「楽しく老いる秘訣」を綴った書。下り坂に入った人生の楽しみは、自分の老いと向き合うことから始まるという。年を取ることを理解することが、親世代以上の人々を理解することになります。

ぼく、だんごむし
得田之久/ぶん,たかはしきよし/え 福音館書店

ダンゴムシは植木鉢の下がすみか。人間の近くで暮らし、枯れ葉、死んだ虫、新聞紙やコンクリート、石まで食べ、「しぜんのそうじや」といわれる。脱皮や産卵、冬眠などその生態を、ダンゴムシの語りで描く科学絵本。



「Famile」

<9月号掲載>

9月のテーマ「びょうきの えほん」

あたしもびょうきになりたいな!
フランツ・ブランデンベルク/作,アリキ・ブランデンベルク/画,ふくもとゆみこ/訳 偕成社

エリザベスとエドワードは猫のきょうだい。ある日エドワードが病気になり、皆にちやほやされているのを見て、うらやましく思うエリザベス。自分も病気になりたいなと願うと、何日かたって…。うらやましがりやの子どもの気持ちを丁寧に描いた絵本です。(3歳から)

いもうとのにゅういん
筒井頼子/さく,林明子/え 福音館書店

いつもあさえの大事なお人形を勝手に持ち出していた妹が、盲腸の手術で突然入院。お母さんは妹のつきそいのため、あさえはお父さんが帰ってくるまでひとりで留守番をし、不安な思いをします。その一晩で、ちょっぴりお姉さんに成長する少女の姿を描いた絵本です。(3歳から)

よるのびょういん
谷川俊太郎/作,長野重一/写真 福音館書店

朝からおなかが痛かったゆたか。夜になって、高い熱が出たため、救急車で病院へ運ばれ、盲腸の緊急手術を受けます。緊迫感あふれる内容を、モノクロ写真と簡潔な文章でドキュメンタリー風に描いた絵本。夜の病院で働く人たちの活躍ぶりを知ることもできます。(3歳から)



  「月刊はうすくらぶ」

<8月号掲載>

大人向けと子ども向けの本を各1冊紹介しました。

謎々将棋・囲碁
新井素子/著,葉真中顕/著,宮内悠介/著,深水黎一郎/著,千澤のり子/著,瀬名秀明/著 角川春樹事務所


将棋・囲碁をテーマに描いた6つ作品。ミステリー・SF・サスペンスと全ての話のタイプが見事にバラバラですが、実力派精鋭が描く話で気に入る作品があるはず。対局を扱った話は少ないので囲碁将棋に詳しくなくても十分楽しめます。

とべ、カエル、とべ!
ロバート・カラン/ぶん,バイロン・バートン/え,松川真弓/訳 評論社

カエルは水からあがったトンボをねらう。今度はカエルがサカナにねらわれ、ヘビ、カメと次々にねらわれていく。カエルに危険が迫ると「トベ、カエル、とべ!」の掛け声が繰り返され、声に出して読むと面白さが際立つ。



「Famile」

<8月号掲載>

8月のテーマ「つめたいものが出てくる えほん」

かき氷
細島雅代/写真,伊地知英信/文 岩崎書店

つめたくて、おいしいかき氷。今は簡単に冷凍庫で氷を作れます。昔は冬に凍らせた氷を夏まで保存して使っていました。今でも自然の力だけで、氷を作っている人達がいます。この天然氷を求めて、たくさんの人が訪れます。さて、どんな風に天然氷は作られるのでしょうか…。(小学生低学年から)

ばばばあちゃんのアイスパーティ
さとうわきこ/作 福音館書店

夏の暑い日、ばばばあちゃんはみんなに「こおりのおかしをつくってアイス・パーティをしよう」と言いました。ジュースをそのまま凍らせてみたり、製氷皿にキャンディーや甘納豆などいろんなものと水を入れたり、いちごをつぶして牛乳とまぜたり、さらにはあんなものまで!思わず自分たちもやってみたくなることでしょう。(4歳から)

おさるのジョージ アイスクリームだいすき
M.レイ/原作,H.A.レイ/原作,モニカ・ペレス/文,メアリー・オキーフ・ヤング/画,福本友美子/訳 岩波書店

ジョージの町には夏になると、アイスクリーム屋さんが車で来ます。ジョージは家の前を通り過ぎてしまった車を追いかけ公園に来ました。お店の人が銀行へ行ってしまったので、お手伝いしてあげようと思い、並んでいる人達にジョージはアイスクリームをどんどん渡していき…。(3歳から)



  「月刊はうすくらぶ」

<7月号掲載>

大人向けと子ども向けの本を各1冊紹介しました。

わたし、定時で帰ります。
朱野帰子/著 新潮社


絶対に残業しないと心に決めている会社員の結衣。自分で仕事のスケジュールを管理し時間内に仕事を終わらせる。そんな結衣の前に超ブラックな上司が現れて…。働き方について考えさせられる新時代を告げるお仕事小説。

もしもぼくのせいがのびたら
にしまきかやこ/さく こぐま社

もしも背がのびたらと考えながら眠りにつくたろう。「ぼくの せい もっと のびろ」と心の中で言うと背はどんどんのびていく。天井も屋根もつきぬけ、川も山もひとまたぎ、入道雲と背くらべし、ついにはおひさまに近づいて…。



「Famile」

<7月号掲載>

7月のテーマ「夏がきた!大好き、海の えほん」

うさこちゃんとうみ
ディック・ブルーナ/ぶん・え,いしいももこ/やく 福音館書店

とうさんがひいてくれる車に乗って、砂丘をこえて海に行ったうさこちゃん。早速ひとりで水着に着がえて、とうさんもびっくり。大きな砂山をつくって、貝拾い。そのあと海に入ってぱしゃぱしゃ遊び、くたびれるまで海を満喫。リズミカルな文章が楽しくなる絵本です。(1歳から)

うみべのハリー
ジーン・ジオン/ぶん,マーガレット・ブロイ・グレアム/え,わたなべしげお/やく 福音館書店

『どろんこハリー』でおなじみのハリーがうちのひとたちと海水浴にお出かけ。海辺で日陰を探していたら、波にざんぶりこ、のまれてしまいます。すっぽり海藻をかぶったハリーはおばけに間違われ、海辺は大騒ぎに!愛されキャラのハリーの魅力がいっぱい。かんかんでりの海辺の騒動がユーモラスにテンポよく描かれています。(4歳から)

ターちゃんとペリカン
ドン・フリーマン/さく,さいおんじさちこ/やく ほるぷ出版

夏休み、両親と海辺に来たターちゃんを、去年会ったペリカンが迎えます。ターちゃんは魚釣りを始めるが、長靴が流されてしまい…。静かな浜辺を舞台に、小さな男の子とペリカンとのふれあいを描きます。ゆったりとした時の流れ、潮の満ち引きなど美しい夏の海の情景が、独特の色彩で描かれ心に残る作品。(4歳から)



  「月刊はうすくらぶ」

<6月号掲載>

大人向けと子ども向けの本を各1冊紹介しました。

母の家がごみ屋敷
工藤哲/著 毎日新聞出版


体力の低下や認知症、生活意欲の衰えなどから、身の回りのことができなくなる「セルフネグレクト(自己放任)」の高齢者が増えている。それはものが捨てられないためごみ屋敷となることと密接に関連する。本書はセルフネグレクトの現場や行政の取り組みを紹介する本。

あめのひ きのこは…
ステーエフ/原作,ミラ=ギンズバーグ/再話,くりやがわけいこ/訳 偕成社

突然降り出した雨。野原を歩いていたアリは、小さな茸の下になんとか潜り込んで雨宿りします。すると蝶々、鼠、雀の子、兎が次々にやってきて「入れて」。ぎゅうぎゅう詰めになりながらも、みんな中に入れました。なぜでしょうか?



「Famile」

<6月号掲載>

6月のテーマ「雨、大好き!カエルの えほん」

ゆかいなかえる
ジュリエット・キープス/ぶん・え,いしいももこ/やく 福音館書店

魚の襲撃から逃れた4つのカエルの卵。そこからオタマジャクシが孵り、やがて4匹のカエルになりました。カエルたちは、遊んだり敵から隠れたりしながら夏中愉快に過し、冬には暖かい土の中で眠ります。リズミカルな文章で、読み聞かせにおすすめです。(3歳から)

ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし
ビアトリクス・ポター/さく・え,いしいももこ/やく 福音館書店

カエルの紳士フィッシャーどんは、雨降りの天気に喜んで、池に小魚を釣りに出かけます。ところが、やっと釣ったトゲウオには刺された上に逃げられてしまいます。挙句の果てに、大きなマスがフィッシャーどんをぱくり!繊細な絵柄で、散々な目に遭うカエルの姿をユーモラスに描きます。(5歳から)

かえるの平家ものがたり
日野十成/文,斎藤隆夫/絵 福音館書店

ある夏の朝、「げんじぬま」のがまじいさんが語りだしたのは、源氏と平家が戦った昔話。ただし、源氏殿は鎧兜を身に付けたトノサマガエルのサムライで、敵は平家猫です。1万匹のカエル対ネコの対決の行方やいかに。細やかな筆致で描かれたカエルと猫の合戦シーンは大迫力です。(5歳から)



  「月刊はうすくらぶ」

<5月号掲載>

大人向けと子ども向けの本を各1冊紹介しました。

全196カ国おうちで作れる世界のレシピ
本山尚義/著 ライツ社


ホテルの料理長だったシェフが世界の料理に目覚め、世界を旅して料理を学び、つくったレシピ本。日本であまり知られていない国の料理までスーパーで手に入る食材や調味料だけで作れるようにした。興味のある国の料理を作ってみてはいかがですか。

おてがみ
中川李枝子/さく,中川宗弥/え 福音館書店

子猫のにおに届けられた手紙付きの風船。「あそびにきてね、たまこ」と書かれているのを見て喜んだにおは、風船を持って駆け出します。すると風船はにおの手を抜け、みけねこのみーたのところへ。手紙が来たと大喜びのみーたは…。



「Famile」

<5月号掲載>

5月のテーマ「おさんぽ・ピクニックの えほん」

もりのなか
マリー・ホール・エッツ/ぶん,まさきるりこ/やく 福音館書店

新しいラッパを持って森へ散歩に出かけた「ぼく」。そこへライオンや象、クマなどの動物たちがついてきて、にぎやかな行列になりました。「ぼく」と動物たちは、一緒におやつを食べ、楽しく遊びます。そして、かくれんぼうで鬼になった「ぼく」が目をあけた時、そこにいたのは…。(2歳から)

ガンピーさんのふなあそび
ジョン・バーニンガム/さく,みつよしなつや/やく ほるぷ出版

川辺に住むガンピーさん。ある日、船に乗って出かけると、子どもたちが来て「いっしょに連れてって」と言います。ガンピーさんは、おとなしくしているならと言って船に乗せてあげました。すると、ウサギや猫、犬や豚なども次々に乗りたがります。そしてついに…。(3歳から)

はろるどとむらさきのくれよん
クロケット・ジョンソン/著,岸田衿子/訳 文化出版局

男の子ハロルドの持っている紫色のクレヨンは、描いたものがなんでも本物になる魔法のクレヨン。ある日、月夜の散歩がしたくなったハロルドは、クレヨンで月を描き、道を描いて出かけていきます。紫一色の線画で、空想の世界の不思議な冒険を描く絵本です。(4歳から)



「Famile」

<4月号掲載>

4月のテーマ「没後10年石井桃子さんの えほん」

くいしんぼうのはなこさん
いしいももこ/ぶん なかたにちよこ/え 福音館書店

冬の間、わがままでごちそうばかり食べて大きくなった子牛のはなこは、春になって子牛が集まる山の牧場に。子牛たちのチャンバラに勝って、女王になったはなこは、さらにいばり放題、わがまま放題に。ところがある日、お芋とかぼちゃを独り占めしたはなこは、次の日とんでもないことに! (4歳から)

マイク・マリガンとスチーム・ショベル
バージニア・リー・バートン/ぶんとえ いしいももこ/やく 童話館出版

マイク・マリガンとスチーム・ショベルのメアリ・アンは、運河を掘ったり、山を切り開いたり、地面を平らにしたりと何年も一緒に働いてきました。ところがそのうち新式のショベルカーに仕事をとられてしまいます。そこで田舎の町に行って、市役所の地下室を1日で掘ることに…。(5歳から)

いっすんぼうし
いしいももこ/ぶん あきのふく/え 福音館書店

子どものいないおじいさんとおばあさんに、親指くらいの小さな男の子が生まれ、「一寸法師」と名付けてかわいがって育てられました。ところが何年たっても大きくならない一寸法師は、都でひと働きしようとお椀の舟に乗って旅に出ます。有名な日本の昔話を平安時代の華やかな雰囲気のある絵で絵本化。(4歳から)