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『福井県史』通史編2 中世 目次へ  前ページへ  次ページへ


第三章 守護支配の展開
   第三節 室町幕府と国人
    四 若狭の土豪
      主な土豪たち
 稲庭・和久里・安賀・鳥羽・瓜生・脇袋・三宅・宮川・多田・木崎・尾崎・倉見・佐分・和田・青氏らの土豪たちや、大音・秦・栗駒・安倍氏らをはじめとする海民たちは、鎌倉・南北朝期において若狭の内陸を舞台にまた浦を拠点に多様な動きをみせており、そのことについてはすでに詳しく述べている(一・二章参照)。応安四年(一三七一)の国人方と守護一色方とによる国一揆を経て、一色・武田氏による若狭支配が行なわれていくなかで、三方・海部・佐分・本郷氏ら土豪たちの動向もさまざまであり、その概要についても先述している(本章二・三節参照)。ここでは、他の箇所であまりふれられなかった土豪のうち、室町・戦国期までの動向が比較的明らかな者をとりあげたい。



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