This is a cache of http://localhost/fukui/07/kenshi/T4/T4-3-01-02-05-01.htm. It is a snapshot of the page at 2025-03-17T18:16:42.628+0900.
『福井県史』通史編4 近世二 目次へ  前ページへ  次ページへ


 第三章 商品の生と流通
   第二節 鉱工業の進展
    五 様々な特
      越前・若狭の特
 越前・若狭の特物としては、中世から生されてきた和紙・絹・木地・鍛冶打物・鋳物・陶器・笏谷石・海物などに加えて、近世に入ると人口も増え、特物の種類や生が増加してきた。だが、残された史料は、個々の地域の断片的なものが多く、藩の支配を越えて全国的に記述したものは少なく、とくに数量を把握することは困難である。しかし、史料の制約はあるものの、第二章第一節の表33から表35によって、越前・若狭の特物の特徴的な傾向の大要を知ることができよう。
 これらのうち、鉱山のほか和紙や打刃物など五種の特物についてはすでに述べたので、ここでは苧外字や絹織物・桐油などをとりあげる。



目次へ  前ページへ  次ページへ