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『福井県史』通史編1 原始・古代 目次へ  前ページへ  次ページへ

通史編序説
   自然と風土
    二 環境と風土性
      自然環境
 福井県の海岸線は北東から南西にかけて三七〇キロメートルに及んで長い。嶺北では東から南へかけて山地が続き、一〇〇〇〜一二〇〇メートルの定高性をもって高く、河川はほぼ北に向かって流れて野が開く。雨天の日が多く年で二五〇〇ミリメートルの年間降水量がある。夏は高温多湿で蒸し暑い。晩秋から時雨模様となり、降雪も多く山間部とくに奥越の積雪は全国屈指である。嶺南は岬角湾入が多くて小河川が渓谷をもって狭小な野を開く。雨雪量など嶺北と大きな差異はないが均して多少は少ない。


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