三好達治 生誕120年 特集コーナー

三好達治特集コーナー


開催概要
開催期間2020年8月8日(土)~2020年9月22日(火・祝)
会場福井県ふるさと文学館 
内容昭和を代表する詩人三好達治の生誕120年にちなみ、昨年度みつかった絶筆の詩稿「春の落葉」を全国初公開します!
展示資料 ★展示資料一覧(配布)(pdf 141kb)












三好達治は1900年8月23日に、大阪市に生まれた昭和を代表する詩人です。
本年は生誕120年にあたります。
三好達治は1944年に小田原より三国に移住し、5年間過ごしました。福井での生活は詩の革新や再出発の契機となり、越前・三国を「わが心のふるさと」と語るほど愛しました。福井を去ったあとも、福井県民歌や三国高校校歌、大野高校校歌などを作詞しています。
三好達治の生誕120年を記念し、絶筆の原稿を貴重資料を初公開します。

三好達治




三好達治 絶筆「春の落葉」全国初公開


三好達治の死は突然でした。1964年3月31日、三好達治は詩「春の落葉」を書き上げ、翌日上機嫌で『室生犀星全集』第一巻発刊を祝う席に出かけました。その日は、当時編集委員だった中野重治や福永武彦、奥野健男らと深夜まで酒を交わした。しかし、その二日後の4月3日夜半、突然狭心症で倒れ、4月5日朝、死去。享年六三歳でした。
 3月31日に書かれた「春の落葉」が絶筆となり、死後、『小説新潮』同年6月号に掲載。友中野重治や石川淳、川端康成、三好達治に見出された谷川俊太郎など多くの文人がその死を哀しみ、追悼文を発表しました。


①春の落葉
三好達治「春の落葉」
③春の落葉 ②春の落葉


春の落葉        
              三好達治


冬のあと 河の中洲の春の昼 春の落葉
もうそこの 夏の用意に葉を降らす
正午といふに潮は落ち 艪の音たゆみ
( ものう )げに帆を傾けし 影はしづかに移りゆく
そよ風に 風のあひ間に 青空に
春の落葉はやまず降る やまず降る またひとしきり
はらはらと千手菩薩の手より降る

—— 帽子の鍔を拂ひつつ
—— 小径をゆかば誰にか会はん

燕の紺はさはやかに
老朽船は泥に坐し
そこらあたりの鴉ども 老いてくぐもる真昼なり
かく万象はゆらぎつつ あきらかに はつきりと
きりきりと春の落葉は
やまず降る やまず降る 三角洲を浮べ
大河は海に下りゆく

三好達治賞終了のお知らせ



第15回をもって三好達治賞(大阪市主催)が終了されることになりました。
福井県はこれまで三好達治が5年間滞在したゆかりの地として、三好達治賞に協賛し、
東尋坊をあしらった越前漆器合口文庫を
受賞者に贈呈してきました。


大阪市からのお知らせ
https://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000009268.html







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会場位置MAP

会場_展示室