2015(H27)年度終了企画展示

2016/02/13

松尾芭蕉×俵万智の「新・おくのほそ道」展

期間: 2月13日(土)~4月10日(日) 
主な展示資料:
 松尾芭蕉自筆短冊、蕪村筆「芭蕉坐像図」
 俵万智自筆原稿「言葉」、俵万智出演映像
関連イベント:
 文学カフェ「なぜ『サラダ記念日』はベストセラーとなったのか」
 講演会「『奥の細道』に込めた芭蕉の思い」
 短歌入門講座「旅の歌を楽しもう!」

松尾芭蕉×俵万智.pdf

展示内容と構成

第一章 新・おくのほそ道 ~松尾芭蕉から俵万智へ~

『おくのほそ道』の中で作られた芭蕉の句と、『新・おくのほそ道』で俵万智が詠んだ短歌や、全行程が分かる地図パネル、イメージスライドショーなどで、『おくのほそ道』の全容と、二人の感性と視点の違いを紹介します。

第二章 松尾芭蕉の旅

芭蕉の真筆資料や俳諧紀行文などの貴重資料から、芭蕉が持つ旅への思いや目的、旅から生まれた句や紀行作品の魅力を紹介します。

第三章 俵万智の世界

俵万智のこれまでの業績をたどりながら、『よつ葉のエッセイ』『九十八の旅物語』『短歌の旅』など、福井とのゆかりを中心に旅のエッセイと短歌を紹介。当館蔵の自筆資料や映像資料などから、俵万智の短歌と旅の結びつきを紹介します。

2015/10/31

【終了】高見順没後五十年特別展「昭和から未来へのメッセージ」


期間:前期 10月31日(土)~12月2日(水)
   後期 12月5日(土)~1月17日(日)
主な展示資料:
 高見順スケッチブック、高見順日記、太宰治から高見順への手紙など
関連イベント:
 荒川洋治氏講演会、作家を語る「高見順 最後の夏」
 文学カフェ「ムットーニの世界」など
高見リーフレット.pdf

展示内容と構成

高見順を中心に昭和を代表する文人たちの足跡を辿り、激動の昭和という時代とそこに生きた人々を、原稿や愛用品など貴重資料とともに紹介します。

第一章 高見順の時代

「高見順の時代」とも言われる昭和初期の活躍とその時代に生きる人々を描いた作品を紹介します。

第二章 戦争の記憶

戦中戦争直後の世相や人々の暮らしを高見順日記を通してみつめるとともに従軍の記録から、当時の文学者の状況や戦地の様子を紹介します。

第三章 昭和の文人たちとの交流

『高見順日記』『昭和文学盛衰史』などの記録から、高見順がどのような交流を持ったかを紹介し、昭和に生きた文人たちの姿を紹介する。

第四章 高見順の生と死と

高見順の幼少期と死の直前、日本近代文学館の創立に尽力した高見順の生き様を紹介します。

第五章 故郷福井への思い

高見順が故郷を詠った詩「荒磯」の草稿ノートなどを通し、高見順の根底にある故郷とのつながり等を紹介します。

2015/07/01

【終了】宇宙のものがたり~かこさとしとめぐる旅~

期間: 前期 7月18日(土)~8月30日(日) 
    後期 9月5日(土)~10月12日(月・祝)
主な展示資料:
 『地球』下絵、『伝承遊び考』執筆資料
関連イベント:
 講演会「教えて!藤嶋先生!太陽の力、自然のふしぎ」
 かこさとし作品幻灯上映会
 創作ワークショップ「クラチタランプを作ろう!」
夏季企画展(かこさとし).pdf

展示内容と構成

第一章 宇宙への旅、科学への旅

人間とその周りに広がる世界を分かりやすく伝えるかこさんの科学絵本作品を、かこさんの創作ノートや複製原画、宇宙を描いた文学作品、JAXA関連資料など関連資料と合わせて紹介します。

第二章 あそびの世界、子どものちから

全国の伝承遊びを調査・集成したかこさとしの『遊びの四季』『伝承遊び考』や、子どもの気持ちを描いた『だるまちゃんとてんぐちゃん』など、子どもたちの中にある好奇心と創造力の世界を描いた作品を紹介します。

第三章 かこさとしの世界

残った命を子どもたちのために使おうと決心し、子どもたちが本当に喜ぶものを考え続け、絵本を描き続けている加古里子の作家としての軌跡を、年譜や写真、加古里子と関わりのある作家や科学者からのコメントを交えながら紹介します。

2015/04/18

【終了】風のうた ~ふる文コレクション展~

期間:平成27年4月18日(土)~6月28日(日)
テーマ:福井ゆかりの「詩・短歌・俳句」の作家たち
    1章 中野鈴子・森田愛子・山川登美子
    2章 岡部文夫:皆吉爽雨・山本和夫・吉田正俊
    3賞 岡﨑純・川上明日夫・則武三雄・広部英一・南信雄ほか
    風のうた.pdf

展示内容と構成

舞い上がる風のように生き、ふるさとの風土を歌に詠み、文学界に新しい風を送りつづけた福井ゆかりの「詩・短歌・俳句」の作家たちにスポットをあて、風をイメージした3つのジャンルに分けて、実際に詠まれた歌や俳句を中心に紹介します。

風にのる人

山川登美子、森田愛子は29歳、中野鈴子は51歳という若さでこの世を去りました。それぞれ短歌・俳句・詩の世界に生きた彼女達は激しく高ぶる感情を胸に秘め、短い生涯ながらも創作に身を捧げこころを風にのせました。

風をうたう人

吉田正俊、岡部文夫、山本和夫、皆吉爽雨など福井ゆかりの作家たちは、福井の風土を詠うことで、そこに生きる人々のこころを綴りました。うたはあたたかくも厳しいふるさとの風になって、人々のこころを包みました。

風をおくる人

則武三雄が主宰した北荘文庫から世に出た作家たち。則武がおくる真摯であたたかい風にのり、新たな風が次々と誕生しました。則武を慕い集まった広部英一、岡﨑純、南信雄、川上明日夫の他、「土星」を創刊した杉本直らも北荘文庫から書籍を刊行しています。

Adobe Readerのダウンロード PDFファイルの閲覧には、最新の Adobe Reader が必要です。