エッセイが書ける! 文章講座(全3回)(8月3日、8月30日、9月28日)
第1回文章講座実施報告
はじめに、文章で表現するための心得として、「スポーツと同じように反復練習が大切。日記を書くと、自分の心を見つめられ効果がある」と述べました。
その後、エッセイの書き方について、「いい文章を書くための土壌は、いい文章を読むこと。愛読書を持ち、繰り返し読むことで、好きな作家の文章でものを考えられるようになる」、「文体が感じられる文章を書くことが大切。文体とは文章のリズム。文章の調子を整えるテクニックとして、句読点をできるだけ多く入れる」、「初心者は、表現が重複したり、粘っこくなったりしがち。文章を刈り込むことが大切」、「自分の文章の欠点を見つけるためには、音読をする」等、要点を絞って説明しました。
質疑応答の時間には、参加者から、「リズムのある文章を書くときに、どんなことを意識しているか」、「自分のことを第三者のように書くとは、具体的にどのような表現の仕方なのか」、「句読点のつけ方のコツは」、「文章に起承転結は必要か」等、積極的な質問が次々と出ました。
講義の最後に、「自分の貴重な体験の中から何を拾い上げるかはその人の感性にかかっている。自分の感性を磨き上げることが大切」とまとめました。

第2回文章講座実施報告
8月30日(土)にエッセイストの増永迪男氏を講師に迎えた「エッセイが書ける!文章講座」(第2回)を開催しました。
冒頭では、参加者が提出した第1回目の課題作品について、大変すばらしいと思ったのが6人、すばらしいと思ったのが6人だったと大まかな感想を述べ、本日の話は皆さんの書かれた作品を踏まえた内容にしたいと話し始めました。
「読んでくれる人に正確に伝わる文章を書く」、「文章のヤマに向かって書いていく」、「体操で言うと、着地を考えてから書き出す」、「『表現する喜び』こそがいいエッセイを書く原動力」、「文章を書くタネとして、日記をつける」、「読書をすると『文章脳』が生まれ、日常の些細な経験にも、豊かな気持ちがふつふつと湧いてくるようになる」、「書いたものは必ず保存して、後になって読み返してみると、言い足りなかったところが見えてくる」など、エッセイを書くための心構えとして、常に念頭に置いておきたくなるポイントを、途中、参加者からの質問にも答える形で、展開していきました。
芥川賞作家の野呂邦暢氏のエッセイ選集から取り上げた「日記」と題する作品の朗読なども交えてのお話には、大変説得力があり、参加したみなさんに多くの気づきをもたらすものとなったようで、次回の課題作品の制作に意気込む様子が見受けられました。

第3回文章講座実施報告
9月28日(日)にエッセイストの増永迪男氏を講師に迎えた「エッセイが書ける!文章講座」の3回目最終回を開催しました。
はじめに、「参加者のみなさんの中には課題作品を複数(多い方で4編も)出す方が8割近くいて、大変意欲的ですばらしい」と驚きをもって、添削の感想を述べました。
続けて、古代ギリシャの哲人プラトンの話を引き合いに出して、「いす職人は、完成したいすのイメージをもって、材料を集め、組み立てる。そのように出来上がったイメージを思い浮かべながら書くこと」と、エッセイを書くときに大事なことを、その後順々に説明しました。
途中、参加者との質疑応答を挟みながら、最近、定道明氏と共に始めた同人誌『舟人』の創刊号の冒頭に寄せた自作のエッセイ『荒川洋治さん 私も石を投げますよ』を紹介し、エッセイをよりよくするためのテクニックについても話されました。
参加者からは、「書くきっかけをいただけたし、読者の存在を感じながら書く経験がもててよかった」、「質問の問答が参考になりました」等の感想が寄せられました。この講義を通して学んだことを生かし、風花随筆文学賞への応募作づくりに励んでいただきたいと思います。


| 開催概要 | 書き方のテクニックを段階的に学び、エッセイを書き上げよう! 第1回の講義公、作品を提出していただき、講師が添削指導を行います。書き方のテクニックを楽しく学びながら、3回のシリーズでエッセイを書き上げる講座です。 【全3回シリーズ】 講師:増永迪男氏(山岳エッセイスト) 開催時間:各回とも14時00分~15時30分 第1回 2025年8月3日(日) テーマ:愛読本を持つ/文章が頭に浮かぶ ※受講後、8月24日(日)までに課題作品を提出(郵送またはメール) 第2回 2025年8月30日(土) テーマ:作品の講評/添削した作品の返却 ※受講後、9月23日(火)までに添削部分を描き直して提出(郵送またはメール) 第3回 2025年9月28日(日) テーマ:テクニックを知る/作品を仕上げる 定員:35名(要申込)※高校生以上で3回とも受講できる方 |
|---|---|
| 参加費 | 無料 |
| 申込方法 | 電話、FAX、Web(Forms)にてお申込みください。申込書の文学館持参も可。 申込先:TEL:0776-33-8866 FAX:0776-33-8861 |
| チラシ | 文章講座チラシPDF |
| 主催等 | 主催:ふるさと文学館・風花随筆文学賞実行委員会 |


