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福井県文書館
目録種別
古文書(資料群)
資料群番号
Q0046
資料群名
平田勇家文書
地域(近世,行政村,現在)
高浜村岸名町,高浜村若宮町,高浜町若宮
資料の年代
1336年(延元1)~1860年(万延1)
資料目録件数
164
組織歴および履歴
若宮町は小浜湾に面し、高浜村の町方岸名町と称した。
当家の資料は小浜藩士酒井伊織(または内匠介)家旧蔵文書の一部である。酒井家の祖忠末は小浜藩祖酒井忠勝の実弟で、1624年(寛政1)に忠勝の家臣となって家老を務めた。また4代忠敬は小浜藩の支藩鞠山藩主酒井忠菊の子であり、7代忠寿・8代忠移も主家から養子を迎えるなど、藩内において最高の家格であった。知行高は1802年(享和2)以降3200石と、これも小浜藩士で最高であった。
当家の資料は小浜藩士酒井伊織(または内匠介)家旧蔵文書の一部である。酒井家の祖忠末は小浜藩祖酒井忠勝の実弟で、1624年(寛政1)に忠勝の家臣となって家老を務めた。また4代忠敬は小浜藩の支藩鞠山藩主酒井忠菊の子であり、7代忠寿・8代忠移も主家から養子を迎えるなど、藩内において最高の家格であった。知行高は1802年(享和2)以降3200石と、これも小浜藩士で最高であった。
資料群の概要
資料群は小浜藩士酒井伊織家旧蔵文書である。内容は(1)藩政関係、(2)兵法関係の書物・武芸免許状など、(3)藩主や藩士からの書状類、などがある。
(1)は武家諸法度、藩の軍令などのほか、1793年(寛永5)の三方・敦賀・大飯各郡の海辺見聞覚がある。これは前年ラクスマンが根室に来航するなど、全国的に異国船に対する警戒が高まりを見せる中で小浜藩が領内の海岸一帯の見聞を行った際のものである。
(3)では藩主からの書状は年賀の礼状・寒中見舞状など挨拶状が多いが、1750年(寛延3)の酒井忠香(鞠山藩主)書状は、財政逼迫のため小物成の収納を早めていた鞠山藩が、その年限をすぎても財政が好転せず、引き続いて小物成を年内に収納するように依頼したもので、小浜藩が鞠山藩の年貢収納を代行していたことを示す。また、藩士からの書状は縁組の承認、書籍の貸借、武具の注文や照会などが多くを占めている。
このほか、名和長年の軍忠状や織田信長の感状があるが、いずれも写しである。
小浜市立図書館(酒井伊織関係)文書(O0543)参照。
(1)は武家諸法度、藩の軍令などのほか、1793年(寛永5)の三方・敦賀・大飯各郡の海辺見聞覚がある。これは前年ラクスマンが根室に来航するなど、全国的に異国船に対する警戒が高まりを見せる中で小浜藩が領内の海岸一帯の見聞を行った際のものである。
(3)では藩主からの書状は年賀の礼状・寒中見舞状など挨拶状が多いが、1750年(寛延3)の酒井忠香(鞠山藩主)書状は、財政逼迫のため小物成の収納を早めていた鞠山藩が、その年限をすぎても財政が好転せず、引き続いて小物成を年内に収納するように依頼したもので、小浜藩が鞠山藩の年貢収納を代行していたことを示す。また、藩士からの書状は縁組の承認、書籍の貸借、武具の注文や照会などが多くを占めている。
このほか、名和長年の軍忠状や織田信長の感状があるが、いずれも写しである。
小浜市立図書館(酒井伊織関係)文書(O0543)参照。
県史収載
『福井県史 資料編9 中・近世七』P.1000-1020 6点、『福井県史 通史編4 近世二』P.58
県史以外の収載
 
備考
 
利用上の注記(原本閲覧)
福井県文書館では原本は収蔵しておりません。代替物(写真複製本・画像)をご利用ください。
利用上の注記(二次利用)
福井県文書館に事前にお問い合わせください(0776-33-8890)。
利用条件(文書館)
 
複製本番号
Q0269~Q0273
関連資料一覧
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