岡本卯兵衛家文書

目録種別
古文書(資料群)
資料群番号
P0009
資料群名
岡本卯兵衛家文書
地域(近世,行政村,現在)
遠敷郡有田村,瓜生村有田,若狭町有田(上中町)
資料の年代
1826年(文政9)~1940年(昭和15)
資料目録件数
 
組織歴および履歴
有田村は北川の支流、鳥羽川の右岸に位置する。小浜藩領で村高は「正保郷帳」によれば田方1207石余、畑方76石余の1284石余、「元禄郷帳」「稚狭考」は1292石余、「天保郷帳」「旧高旧領」は1307石余。鳥羽川の対岸、丹後街道沿いの下タ中は1884年(明治17)長年の係争ののち当村より分離独立した。89年瓜生村の大字となった。
岡本家は近世には村役人を務め、とくに1844年(天保15)生まれの卯兵衛は、71年(明治4)の有田村庄屋を皮切りに、続く廃藩置県後の大区小区制、三新法下では一貫して戸長の職にあり(この間79年には滋賀県会議員)、84年以降は安賀里村他7か村の戸長、また89年町村制施行により初代の瓜生村長に当選(93年まで)、94年に同村会議員、97年には遠敷郡会議員に当選するなど、明治期を通じて地域の要職を歴任した。
なお、18世紀前中期の建築と推定される旧岡本家住宅は、福井市のおさごえ民家園に移築されている。茅葺、入母屋造、平入で、右手前に若狭では珍しい「つのや」をもった主屋とともに、土蔵や灰小屋も移築されて、もとの屋敷構えのたたずまいを残しており、1989年(平成1)に福井市の指定文化財となった(『新・福井市の文化財』参照)。
資料群の概要
撮影点数807点のうち、近世文書は13点。残りは近代文書で、うち明治期746点(年未詳12点を含む)、大正期43点、昭和期5点である。このことからもわかる通り、当家の文書は、そのほとんどが岡本卯兵衛個人に関わる文書である。
岡本卯兵衛は、明治初年から大正初期まで、戸長、県会議員、村長、郡会議員、村会議員などの公職を歴任したのであるが、この他にも、消防組、遠敷郡所得税調査委員等の他、酒造会社や、農工銀行、融信株式会社、融通講などの金融に関係するなど、地方の資産家、名望家として、多彩な活動を行っており、これらに関わる文書が、本人による几帳面な整理のもと大量に残されている。
当家文書は多様な内容を含んでいるが、敦賀県時代の布令留、1881年(明治14)の福井置県時におきた嶺南四郡の滋賀県への復県運動関係(90年前後もある)、84年の下タ中分村関係、90年前後の町村制施行に関するもの、98年の第五回総選挙関係の書簡、1903年(明治36)以降の農工銀行役員選挙に関するもの、明治末から大正にかけての『福井新聞』『若州』などの県内発行新聞などに特色がある。
否撮カードは223枚。
利用条件
 
県史収載
資料編10 P.137?139・P.157?160・P.162?163・P.177?180・P.225?228・P.231?232・P.236?242・P.251?256・P.464?465・P.498?501・P.718?720・P.831?832 27点、資料編11 P.63?64・P.131?152 41点、通史編5 P.61・P.87・P.88・P.150・P.162・P.174・P.176・P.179・P.239・P.386・P.387
県史以外の収載
『小浜市史』
複製本番号
P0044~P0051、P0280~P0499、R0008
備考
 
利用上の注記(原本閲覧)
原本の閲覧はできません。
利用上の注記(二次利用)
文書館に事前にお問い合わせください。