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福井県文書館
目録種別
古文書(資料群)
資料群番号
O0504
資料群名
犬熊区有文書
地域(近世,行政村,現在)
遠敷郡犬熊浦,内外海村犬熊,小浜市犬熊
資料の年代
1515年(永正12)~1868年(明治1)
資料目録件数
 
組織歴および履歴
犬熊浦は北に若狭湾を臨む漁村で、北西は阿納浦、南東は志積浦に接する。小浜藩領で、村高は「正保郷帳」「元禄郷帳」「天保郷帳」ともに21石余り。1690年(元禄3)の家数17軒の小浦であった。
資料群の概要
当区有文書は中世文書1点を含む26点である。
中世文書は1515年(永正12)の「月甫清光袖判地頭政所瑞泉田地寄進状」がある。これは現在も本村にある得良神社に対する田地寄進状であるが、事書に「国富地頭分犬熊浦」とあることから、中世において犬熊浦は、国富庄の一部であったことがわかる。また、この月甫清光は守護武田国信の弟と伝えられ、和歌などを通して三条西実隆との交流が知られる(通史編2参照)。
近世文書は(1)漁業、(2)その他に分類される。
(1)で県史に収載されている1693年(元禄6)の「犬熊浦猟場年貢并下年貢覚」は、諸浦間での猟場年貢を書き上げ、その権利を主張したものである。その他矢代・志積・西小川など近辺の浦々との網場をめぐる争論がある。
(2)には1745年(延享2)の検地帳・名寄帳や寺堂再建に関する文書がある。
中世文書は1515年(永正12)の「月甫清光袖判地頭政所瑞泉田地寄進状」がある。これは現在も本村にある得良神社に対する田地寄進状であるが、事書に「国富地頭分犬熊浦」とあることから、中世において犬熊浦は、国富庄の一部であったことがわかる。また、この月甫清光は守護武田国信の弟と伝えられ、和歌などを通して三条西実隆との交流が知られる(通史編2参照)。
近世文書は(1)漁業、(2)その他に分類される。
(1)で県史に収載されている1693年(元禄6)の「犬熊浦猟場年貢并下年貢覚」は、諸浦間での猟場年貢を書き上げ、その権利を主張したものである。その他矢代・志積・西小川など近辺の浦々との網場をめぐる争論がある。
(2)には1745年(延享2)の検地帳・名寄帳や寺堂再建に関する文書がある。
県史収載
資料編9 P.20-23 2点
県史以外の収載
『小浜市史』『若狭漁村史料』
備考
 
利用上の注記(原本閲覧)
福井県文書館では原本は収蔵しておりません。代替物(写真複製本・画像)をご利用ください。
利用上の注記(二次利用)
福井県文書館に事前にお問い合わせください(0776-33-8890)。
利用条件(文書館)
 
複製本番号
O0763~O0764
関連資料一覧
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