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福井県文書館
目録種別
古文書(資料群)
資料群番号
O0111
資料群名
小浜市立図書館(団家旧蔵)文書
地域(近世,行政村,現在)
小浜町,小浜町瀬木,小浜市小浜玉前
資料の年代
1634年(寛永11)~1872年(明治5)
資料目録件数
3
組織歴および履歴
瀬木町は、江戸時代小浜城下の1町。突抜町・本町・安良町・新町・大蔵小路・塩浜小路の各町と接する。
井筒屋は代々勘右衛門と称し、3冊の書留日記の記主である五代目勘右衛門は米穀や木綿を商うかたわら質屋も営んでいた。1837年(天保8)に藩より米手形御用達に任じられ、明治初年まで務めた。その間に「大北」姓を名乗ることを免許されたようである。
現在は小浜市立図書館所蔵。
井筒屋は代々勘右衛門と称し、3冊の書留日記の記主である五代目勘右衛門は米穀や木綿を商うかたわら質屋も営んでいた。1837年(天保8)に藩より米手形御用達に任じられ、明治初年まで務めた。その間に「大北」姓を名乗ることを免許されたようである。
現在は小浜市立図書館所蔵。
資料群の概要
資料は「殿様吉凶・御役人役替書留日記」「当所珍事御触・大飢饉仕法立書留日記」「当所出火・諸国珍事書留日記」の3点。
これらは、米商人であり藩の米手形御用達を務めた小浜の有力町人が記した記録である。記述は1634年(寛永11)から始まっているものもあるが、1854年(嘉永7)まではほとんど記述がなく、表紙に「嘉永七甲寅年写之」とあるように、54年以前の記事は手許の記録にもとづきながら編年・日記体で振り返って書かれたようである。記述が周密になるのは1836年(天保7)以降で、この年は小浜町のほぼ全域を焼き尽くした大火のあった翌年にあたり、この大火が契機となり書留日記が書かれたものと推測される(「序にかえて」『福井県文書館資料叢書3』参照)。
書留日記は当時の小浜で起こった珍事・出火・出水・地震・流行など様々な出来事を日記体で記している。また倹約令・藩の仕法替等の触書類も多く書き留められている。19世紀前半を中心とした小浜の当時の様子を知ることのできる貴重な資料である。
なお詳細は、「当所珍事御触・大飢饉仕法立書留日記」(00005)の全文と「当所出火・諸国珍事書留日記」(00006)の「当所出火」の部分を翻刻した『福井県文書館資料叢書3』を参照されたい。
否撮資料はない。
これらは、米商人であり藩の米手形御用達を務めた小浜の有力町人が記した記録である。記述は1634年(寛永11)から始まっているものもあるが、1854年(嘉永7)まではほとんど記述がなく、表紙に「嘉永七甲寅年写之」とあるように、54年以前の記事は手許の記録にもとづきながら編年・日記体で振り返って書かれたようである。記述が周密になるのは1836年(天保7)以降で、この年は小浜町のほぼ全域を焼き尽くした大火のあった翌年にあたり、この大火が契機となり書留日記が書かれたものと推測される(「序にかえて」『福井県文書館資料叢書3』参照)。
書留日記は当時の小浜で起こった珍事・出火・出水・地震・流行など様々な出来事を日記体で記している。また倹約令・藩の仕法替等の触書類も多く書き留められている。19世紀前半を中心とした小浜の当時の様子を知ることのできる貴重な資料である。
なお詳細は、「当所珍事御触・大飢饉仕法立書留日記」(00005)の全文と「当所出火・諸国珍事書留日記」(00006)の「当所出火」の部分を翻刻した『福井県文書館資料叢書3』を参照されたい。
否撮資料はない。
県史収載
 
県史以外の収載
『小浜市史』『福井県文書館資料叢書3』『市制70周年特別展示 小浜商人と北前船船主古河屋嘉太夫』
備考
 
利用上の注記(原本閲覧)
福井県文書館では原本は収蔵しておりません。代替物(写真複製本・画像)をご利用ください。
利用上の注記(二次利用)
福井県文書館に事前にお問い合わせください(0776-33-8890)。
利用条件(文書館)
 
複製本番号
O2697~O2699
関連資料一覧
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