高鳥甚兵衛家文書

目録種別
古文書(資料群)
資料群番号
O0083
資料群名
高鳥甚兵衛家文書
地域(近世,行政村,現在)
遠敷郡太良庄村,国富村太良庄,小浜市太良庄
資料の年代
1551年(天文20)~1948年(昭和23)
資料目録件数
 
組織歴および履歴
太良庄村は太良・太良庄の二つの集落からなり、南を除き三方を山に囲まれ、南に緩く傾斜して北川へと平野部が広がる。村高は「正保郷帳」では973石1升9合、「天保郷帳」では984石6斗7升3合とあり、うち山王社(日枝神社)領5石とある。家数は1667年(寛文7)に112軒であった。
高鳥家の先祖は、中世荘園として全国的にその名が知られる東寺領太良荘の荘民である。戦国期以前の当家の系譜をたどることは容易ではないが、当家に伝わる1725年(享保10)の「高鳥居家々範并年中行事」によれば、先祖は「高鳥居権之守」と祢し、戦国大名朝倉氏に従ったこともあると伝えている。また荘内の小村である鳴滝の地名を冠してあらわれる「孫権守」が当家の先祖であるという。江戸時代には甚兵衛を称し、代々庄屋を務めた。なお、同家は近世文書ではしばしば「高鳥居」と記されている。
資料群の概要
当家の中世文書の大半は現在失われており、残存するのは2点のみであるが、1点は1588年(天正16)の太良庄検地帳であり、これは若狭では数少ない太閤検地帳で、分附記載など貴重な内容を持つ。もう1点は太良荘本所方惣百姓指出案である。なお、県史資料編には20点の中世文書が収載されているが、19点は京都大学文学部古文書室架蔵影写本によった。
近世文書は、(1)法令や郷方役所からの配符・差紙などの支配関係、(2)土地・貢租関係、(3)村方一般、(4)家関係、(5)借用証文・売券類など670点余にのぼる。
(2)は年貢免状・検見願など。
(3)は鉄砲改の請書、高塚村との山論、樹木伐採願などが残されている。
(4)には1738年(元文3)の「高鳥居吉行家訓」がある。これは「遺書之事」「親に忠孝を励事」「子孫寵愛する事」「身と心の持ちやうの事」「家業勤る事」などの項目があり、子孫のために書き残した心得である。このほか一族の井上勘兵衛・高鳥居文叔などからの大量の書簡類がある。
近代文書は明治期37点、昭和期2点。明治期のものは戸長役場文書が大半を占めるが、それ以外には1870年(明治3)の宗門改帳、87年頃の堤防修築に関する願書などがある。昭和期の2点はいずれも国富村役場関係で、1939年(昭和14)・48年の事務報告。
否撮文書は約190点、絵図・地図、版本類、明治期の算用状・借用書などである。
利用条件
 
県史収載
資料編9 P.378-391 24点、通史編2 P.543・P.550・P.572・P.679・P.707・P.780・P.951、通史編3 P.89・P.150・P.303、通史編4 P.690・P.733
県史以外の収載
『小浜市史』『越前若狭古文書選』
複製本番号
O0826~O0838、O1249
備考
 
利用上の注記(原本閲覧)
原本の閲覧はできません。
利用上の注記(二次利用)
文書館に事前にお問い合わせください。