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福井県文書館
目録種別
古文書(資料群)
資料群番号
N0051
資料群名
小林一男家文書
地域(近世,行政村,現在)
三方郡新庄村,耳村新庄,美浜町新庄
資料の年代
1640年(寛永17)~1905年(明治38)
資料目録件数
234
組織歴および履歴
新庄村は近江国境に位置し、耳川流域11か村からなる耳庄組の1村で8つの小村からなり、村高は「正保郷帳」では新庄村・粟柄村合わせて727石余、「天保郷帳」では新庄村741石余となった。
資料群の概要
当家の文書はかつて新庄区有であったが、文書を整理する際に廃棄された一紙文書を小林一男氏が譲り受け保存しているものである。当家の近世文書は約220点で(1)山、(2)村方、(3)売券、(4)貢租、(5)その他に分類される。
(1)では1640年(寛永17)から1813年(文化10)まで𢩹山関係のものが45点を占め、近江国や敦賀郡の村むらが新庄村から山請していることがわかる。また、1774-75年(安永3-4)の炭稼関係の文書からは木炭安・諸色高値のなかで町売りや御用炭の販売量の減少を越前などへの販路拡張で打開しようとしたことがわかる。
(2)では年貢負担をめぐる村方騒動の資料がある。新庄村は1807年(文化4)に山崩れに見舞われ、戸数が300戸から180戸に減少した。これを契機に小百姓は株割から高割への変更を求めたが、本家百姓が受け入れず、訴訟も不首尾に終わった。
(4)には1643年(寛永20)-1866年(慶応2)の年貢免状がある。
(5)には伊勢参りや湯治などのための女手形が4通ある。
近代文書は戸籍帳・地券・学校新築関係の名簿など。
否撮カードはなし。
(1)では1640年(寛永17)から1813年(文化10)まで𢩹山関係のものが45点を占め、近江国や敦賀郡の村むらが新庄村から山請していることがわかる。また、1774-75年(安永3-4)の炭稼関係の文書からは木炭安・諸色高値のなかで町売りや御用炭の販売量の減少を越前などへの販路拡張で打開しようとしたことがわかる。
(2)では年貢負担をめぐる村方騒動の資料がある。新庄村は1807年(文化4)に山崩れに見舞われ、戸数が300戸から180戸に減少した。これを契機に小百姓は株割から高割への変更を求めたが、本家百姓が受け入れず、訴訟も不首尾に終わった。
(4)には1643年(寛永20)-1866年(慶応2)の年貢免状がある。
(5)には伊勢参りや湯治などのための女手形が4通ある。
近代文書は戸籍帳・地券・学校新築関係の名簿など。
否撮カードはなし。
県史収載
資料編8 P.508-514 7点、通史編3 P.310、通史編4 P.611
県史以外の収載
 
備考
 
利用上の注記(原本閲覧)
福井県文書館では原本は収蔵しておりません。代替物(写真複製本・画像)をご利用ください。
利用上の注記(二次利用)
福井県文書館に事前にお問い合わせください(0776-33-8890)。
利用条件(文書館)
 
複製本番号
N0298~N0306
関連資料一覧
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