松屋文書

目録種別
古文書(資料群)
資料群番号
J0006
資料群名
松屋文書
地域(近世,行政村,現在)
勝山城下袋町,勝山町袋町,勝山市本町
資料の年代
1669年(寛文9)~1940年(昭和15)
資料目録件数
 
組織歴および履歴
松屋は松村家の屋号である。初代彦右衛門は元松平直良の家臣だったが、直良の大野転封の時そのまま勝山に残り、袋田町に居住するようになったという。1748年(寛延1)4代彦兵衛がはじめて袋田町の庄屋となって以来、代々同町や後町の庄屋を務めた。同家は金融業を営み、御用金をたびたび藩に献上、1838年(天保9)名字帯刀御免、翌年には居屋敷地子御免となった。56年(安政3)には町年寄となり、藩の専売制に関わる産物改会所の運営に協力した。
明治期には勝山製糸会社の設立に参加し、社長となった。現在当家は醸造業(味噌・醤油)を営んでいる。
資料群の概要
当家の近世文書は(1)庄屋・町年寄関係、(2)商業・農業関係、(3)家格・冠婚葬祭関係、(4)絵図、(5)その他に大別される。
(1)では、宗門改帳や藩政改革に際しての達、村送り状、用留・町年寄日記等があり、町年寄の役割や幕末期の町方の状況を知る上で貴重である。また、勝山大用水をめぐって勝山町は若猪野村などと長期にわたって争論を続けており、「大用水出入一件荒増控」には享保7年から文政11年(1722-1828)にわたる記述がある。
(2)では大量の借用書のほか、山むつし証文、当家がほとんどを小作地としていた中野俣村の砥石切り出しに関する文書、持高覚、煙草の積み出しに関しての原(木綿屋)鹿七からの書状類がある。
(4)には「勝山藩武家屋敷図」(年代不詳)・1703年(元禄16)の勝山町絵図など、城下の様子を知る上で貴重なものがある。
(5)には牛首村織田利右衛門からの借用書・無尽講に関する書類がある。多くの講に加入した利右衛門が表向き加入を断りながら「御上様」の企画であるため断り切れず、松屋の名義を借りて加入するなど、藩の資金調達に利用されていたことが分かる。
近代文書は大半が勝山製糸会社関係で、出資金や株式、土地及びそれに関する訴訟関係文書などであり、このほか家業の醤油製造に関する記録が数点ある。
否撮文書は1600点余で、1200点以上を借用書・売券が占め、このほか年貢通、家格昇進祝儀帳・香典帳・備忘録・検地帳写・人足帳・書状類・書籍類などがある。
利用条件
閲覧できない資料あり。
県史収載
資料編7 P.737-762 16点、通史編3 P.497・P.521・P.654・P.759・P.781、通史編4 P.306・P.414・P.481・P.507・P.508・P.527・P.591-593・P.602・P.695・P.758・P.866-868・P.870・P.919・P.920
県史以外の収載
『勝山市史』
複製本番号
J0006~J0007、J0014~J0021、J1240~J1321、J1590
備考
 
利用上の注記(原本閲覧)
原本の閲覧はできません。
利用上の注記(二次利用)
文書館に事前にお問い合わせください。