布川源兵衛家文書

目録種別
古文書(資料群)
資料群番号
I0010
資料群名
布川源兵衛家文書
地域(近世,行政村,現在)
大野郡大野城下七間町,大野町七間,大野市元町
資料の年代
1749年(寛延2)~1954年(昭和29)
資料目録件数
 
組織歴および履歴
七間町は大野城下のほぼ中央に位置し、三番町を境に東を東町、西を西町と称した。御免地・御用達・町年寄などの肩書きをもつ大商人が多く、酒造業・質屋・鉱山経営などに従事した。城下町が形成されて以来、日用の野菜や雑貨を商う市が立ち、明治以降は組合も結成され、現在も続いている。
布川源兵衛家は年貢諸役を免除された御免地商人であり、明治期に入り郵便制度が施行されてからは郵便業務を行い、また戸長や郡会議員を務めていた。
資料群の概要
江戸期から昭和初期にかけての資料509点を撮影。布川家は、江戸時代から酒造業や金融業を営み大野城下の経済の中心的な役割を果たした商家であり、明治期に入り郵便制度ができると1872年(明治5)7月、自宅に郵便物を取り扱う大野郵便役所が設けられた。
所蔵資料は江戸期のものと、明治期以降のものに大別できる。江戸期の資料では町年寄用留、大福帳、諸勘定覚などが多く残っており、当時の城下の様子や商家の暮らしぶりについてうかがえる。「商人売買考」(00146-001)からは商売に対する心構えが、「年中行事」(00060)からは商家の正月や節句、報恩講などの休日のすごし方を知ることができる。その他の資料には巡検使、講、用水関係資料、山絵図などがある。
明治期以降の資料には、郵便、地租改正、勧農社・勧業社、酒造に関するもの、褒状、辞令、書簡類(土井利恒、古川鈊三郎、吉田拙蔵等からの書簡も多数ある)、「福井県布令」(M19-21)などがある。郵便関係は辞令を中心にまとまって残っており、大野地方の郵便事業の展開について知ることができる。
布川家は、73年(明治6)の越前護法大一揆で打毀しに遭っているが、74年から連続してある「奉拝借金子之証」からも、その被害の大きさが知られる。また布川源兵衛は64年(元治1)12月、西上する水戸浪士の陣中に出向いて、浪士たちの大野城下通行を阻止するのに尽力したといわれており、「源兵衛七回忌ニ付横田莠追悼文」(00114)でも源兵衛の功績を称えている。
否撮カードは72枚。諸帳面類、地券、講関係資料など。
調査・撮影時に一括してカードに採られた資料はなるべく枝番を付して分類したが、前・後欠の資料や断簡は、十分には整理できなかった。卒業証書、辞令、布告類は一括のままとしたものもある。
利用条件
 
県史収載
通史編3 P.513・P.524、通史編4 P.297・P.726・P.859・P.880・P.922、通史編5 P.45、年表 P.296・P.297
県史以外の収載
『大野市史』
複製本番号
I0044~I0058、I1494~I1514
備考
 
利用上の注記(原本閲覧)
原本の閲覧はできません。
利用上の注記(二次利用)
文書館に事前にお問い合わせください。