宮川辻右衛門家文書

目録種別
古文書(資料群)
資料群番号
E0046
資料群名
宮川辻右衛門家文書
地域(近世,行政村,現在)
丹生郡上大虫村,大虫村上大虫,越前市大虫町(武生市)
資料の年代
1604年(慶長9)~1886年(明治19)
資料目録件数
 
組織歴および履歴
上大虫村は、武生市街地の西部、大虫川が丹生山地から武生盆地に流れ出るあたりに位置する。村高は正保郷帳で852石余で、元禄郷帳以降882石余となった。はじめ福井藩領、1686年(貞享3)幕府領となり、97年(元禄10)には紀州松平頼職(高森藩)領、さらに幕府領をへて1720年(享保5)に鯖江藩領となった。
1705年(宝永2)の村鑑では、特筆すべき副業はあげられていないが、家数133軒中本百姓42、水呑89であり(竹本治左衛門家文書)、1830年(天保1)でも家数139軒のうち、水呑百姓・水呑86と、雑業層の比重が高かった(D0033千秋鶴兵衛家文書)。
1697年(元禄10)に高森藩領を検分した大畑才蔵の記録で、すでに当村に奉書紙を漉く者が7軒あることが報告されており、1815年(文化12)の『越前国名蹟考』では「此村奉書紙を漉て産業をたすく」と記されている。
宮川家は庄屋・長百姓などの村役人を務め、また紙問屋を営み、藩や京都の東本願寺・神職の吉田家などへ納めていた。
資料群の概要
撮影された資料群は、(1)村方文書、(2)紙漉き・紙問屋関係文書、(3)私家文書に大別される。
(1)では、大半が19世紀に入ってからの盛割賦帳、年貢皆済目録帳などの長帳類であり、1604年(慶長9)の起請文をはじめとした宮井用水関連の文書、村方算用にかかわる争論の済口証文なども含まれる。
(2)は、当家文書中特徴的な資料であり、重点的に撮影されている(否撮文書は数点のみ)。楮や灰の仕入、紙の漉立・値段・運送に関する文書、注文書・仕切書・大坂や江戸での取引の状況を伝える書状類が含まれる。原料の楮は、通常は横根・三ツ俣・上四目・下大虫などの近隣の村々から仕入れていたが、大滝村や不老村の紙問屋を介して三国の商人から購入する場合もあった。
(3)には、サンプル的に撮影した比較的早い時期(元禄期・享保期)の売券類のほか、九州の大風や京都の大火など、伝聞を書き留めた文書も含まれる。
否撮影資料は、約230点ほどで、村組の盛帳、年貢請取帳などの長帳・冊子類が約100点、一紙文書130点のうち過半は、売券・借用証文である。
利用条件
 
県史収載
資料編6 P.350-354
県史以外の収載
『武生市古文書目録』
複製本番号
E0441~E0460
備考
 
利用上の注記(原本閲覧)
原本の閲覧はできません。
利用上の注記(二次利用)
文書館に事前にお問い合わせください。