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福井県文書館
目録種別
古文書(資料群)
資料群番号
D0001
資料群名
岩堀健彦家文書
地域(近世,行政村,現在)
丹生郡朝宮村,三方村朝宮,福井市朝宮町(清水町)
資料の年代
1694年(元禄7)~1909年(明治42)
資料目録件数
408
組織歴および履歴
朝宮村は日野川下流左岸、足羽郡下江守村対岸に位置し、枝村として渡村があった。石高は290石余。はじめ福井藩領、1645年(正保2)吉江藩領、74年(延宝2)再び福井藩領、86年(貞享3)幕府領となり、一時福井藩預領にもなった。
岩堀家は、代々門左衛門を名乗り、組頭・大庄屋を務め、酒造業も営んでいた。
2017年4月、福井県文書館に寄贈。
岩堀家は、代々門左衛門を名乗り、組頭・大庄屋を務め、酒造業も営んでいた。
2017年4月、福井県文書館に寄贈。
資料群の概要
当家文書は(1)一紙資料を主とする争論関係の村方文書、廻米関係の組頭文書、(2)私家文書から構成される。
(1)には小高持から40石余の有力高持に上昇した百姓と旧来の高持とが五人組頭をめぐって1832年(天保3)から2年以上も争った村方騒動の関連文書7点が含まれる。ほかに村内の小作請方を定めた内済証文などがある。
また、1840年(天保11)には、朝宮村など丹生郡24か村が福井藩預領から幕府直轄領となったことに対して、預領への復帰をもとめた願書があり、各村ごとに福井城下との密接な結びつきを訴えている。
(2)では1694年(元禄7)に笹谷村の市郎右衛門が当家に婿入りする息子へ与えた書置が含まれ、世俗的な教訓が文飾なく綴られており、興味深い。ほかに元禄期に買い取った酒座株による酒造関連の一紙文書、奉公人請証文(享保期-明和期)、名字・帯刀免許状、明治期に入ってからの郵便切手売下所にかかわるもの、足羽県・敦賀県の戸長・副区長の辞令などが含まれる。
否撮資料は借銀・売券証文が約240点、公用日記(1872年(明治5))、朝宮村日野川通堤防目論見帳1冊、酒通帳3冊などである。
(1)には小高持から40石余の有力高持に上昇した百姓と旧来の高持とが五人組頭をめぐって1832年(天保3)から2年以上も争った村方騒動の関連文書7点が含まれる。ほかに村内の小作請方を定めた内済証文などがある。
また、1840年(天保11)には、朝宮村など丹生郡24か村が福井藩預領から幕府直轄領となったことに対して、預領への復帰をもとめた願書があり、各村ごとに福井城下との密接な結びつきを訴えている。
(2)では1694年(元禄7)に笹谷村の市郎右衛門が当家に婿入りする息子へ与えた書置が含まれ、世俗的な教訓が文飾なく綴られており、興味深い。ほかに元禄期に買い取った酒座株による酒造関連の一紙文書、奉公人請証文(享保期-明和期)、名字・帯刀免許状、明治期に入ってからの郵便切手売下所にかかわるもの、足羽県・敦賀県の戸長・副区長の辞令などが含まれる。
否撮資料は借銀・売券証文が約240点、公用日記(1872年(明治5))、朝宮村日野川通堤防目論見帳1冊、酒通帳3冊などである。
県史収載
『福井県史 資料編5 中・近世三』P.896-914 9点、『福井県史 通史編4 近世二』P.577、『福井県史 通史編5 近現代一』P.226・234
県史以外の収載
『清水町史』
備考
 
利用上の注記(原本閲覧)
劣化等保存上の理由から、原本は閲覧できません。代替物(写真複製本・画像)をご利用ください。
利用上の注記(二次利用)
福井県文書館に事前にお問い合わせください(0776-33-8890)。
利用条件(文書館)
 
複製本番号
D0001~D0004、D0349、D0827~D0836
関連資料一覧
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