松平文庫

目録種別
古文書(資料群)
資料群番号
A0143
資料群名
松平文庫
地域(近世,行政村,現在)
 
資料の年代
年未詳~年未詳
資料目録件数
 
組織歴および履歴
越前松平家は、徳川家康の二男・結城秀康を祖とし、以後、松平忠直(2)、忠昌(3)、光通(4)、昌親(5)、綱昌(6)、吉品(7)、吉邦(8)、宗昌(9)、宗矩(10)、重昌(11)、重富(12)、治好(13)、斉承(14)、斉善(15)、慶永(16)、茂昭(17)と十七代続いた家(忠直の子・光長を4代に数える説もあり)
同家は入封時は越前68万石を拝領し、後に石高は減少するが、幕末には32万石を領していた大大名で、徳川御三家に次ぐ家とされた。
また、越前松平家は「越前家」とも呼ばれ、初代・秀康の系統である出雲松江松平家、上野前橋松平家、播磨明石松平家や、二代・忠直の系統でもある美作津山松平家、四代・光通の系統である越後糸魚川松平家など諸国松平家の本家にもあたる。
資料群の概要
松平文庫は、江戸時代に福井藩で作成・使用された公文書類(藩政資料)や越前松平家・福井藩校に伝来した書籍(国書・漢籍)など、1万点を超える資料群からなる。福井県立図書館では、昭和25年(1950)の開館以来、松平家より同文庫の寄託を受け、その利用と保存に努めてきた(令和元年11月福井県文書館に移管)。
松平文庫に含まれる資料群のうち、藩政資料は『松平文庫福井藩史料目録』(福井県立図書館1989年)として、また国書漢籍は『松平文庫目録』(福井県立図書館1968年)として目録化されている。
松平文庫寄託の経緯
昭和25年の春、福井県立図書館が松平家別邸・養浩館庭園隣の「お泉水」の地に創立されると、その年の10月、松平家19代当主の康昌氏から国書漢籍ならびに藩史料の一部が同館に寄託されることになった。以後、幾度かの追加寄託を受け、松平文庫は現在の姿になっている。
この間、同館では昭和43年に『松平文庫目録』、平成元年には『松平文庫福井藩史料目録』を刊行し、あわせて複製本も作成するなど、近世史研究や自治体史編さんの根本史料として利用に供してきた。

松平家伝来の資史料
越前松平家に伝来した資史料は現在、以下の4つの文庫に分かれて3つの機関に収蔵される。
1 松平文庫 藩主家所蔵本と藩校蔵書一部および藩庁関係の古文書(福井県立図書館→福井県文書館に寄託)
2 越国文庫 藩校(明道館・明新館)蔵書の大部分(福井市立図書館所蔵)
3 越葵文庫 松平家本家に伝来した藩主の遺品・遺文、什器など美術工芸品(福井市立郷土歴史博物館に寄託)
4 福井市春嶽公記念文庫 第16代藩主慶永(春嶽)関係の文書、記録、什器(福井市立郷土歴史博物館所蔵)

参考文献
・舟沢茂樹「福井藩略史」(『福井城下町名ガイドブック』歴史の見えるまちづくり協会、2001.11)
・舟沢茂樹「福井藩のあゆみ」(『歴史を受けつぐまちづくりセミナーの記録』歴史のみえるまちづくり協会、2002.3)
・舟沢茂樹『福井城下ものがたり』(福井PRセンター出版事業部、1976.7)
・舟沢茂樹『福井藩盛衰記(えちぜん豆本28)』(えちぜん豆本会、1971.5)
・金井圓「福井藩」(『新編物語藩史6』新人物往来社、1976.11)
・三上一夫『福井藩の歴史』(東洋書院、1982.3)
・『稿本福井市史 上巻』第三篇「藩政」(福井市、1941.5→復刻版・歴史図書社、1973.1)
利用条件
 
県史収載
・『福井県史 通史編6』(福井県、1994.11)
・『福井県史 通史編4』(福井県、1996.3)
県史以外の収載
 
複製本番号
W0001~W0699、A4086~A4206、A5376-A5398他
備考
 
利用上の注記(原本閲覧)
文書館に事前にお問い合わせください。
利用上の注記(二次利用)
文書館に事前にお問い合わせください。