管理セクション
福井県教育総合研究所教育博物館
目録種別
古文書(資料群)
資料群番号
C0132
資料群名
平瀬作五郎関係資料
地域(近世,行政村,現在)
福井市
資料の年代
1878年(明治11)~1925年(大正14)
資料目録件数
15
組織歴および履歴
平瀬作五郎は1856(安政3)年、福井藩士の平瀬儀作の長男として生まれた。1869(明治2)年福井藩校明新館の中学校に入学。卒業後上京、山田成章から油絵の指導をうけ、岐阜で図画教員となった。1878(明治11)年には図画教科書『画学初歩』を著作、以降1907(明治40)年までに6種類の図画教科書を著した。
1881(明治21)年、帝国大学理科大学で画工として採用される。教授の論文などの挿絵や資料を描く傍ら1893(明治23)年からイチョウの研究を始め、1896(明治29)年、世界で初めてプレパラート上でイチョウの精子観察に成功した。その成果は1898(明治31)年発表の論文「イチョウの受精と胚発育の研究(第2報)」(フランス語、帝国大学理科大学紀要)にまとめられている。この発見は植物の進化の過程を解き明かす上で極めて重要なできごとであった。1912(明治45)年、その功績により帝国学士院第2回恩賜賞を受賞した。
なお、精子発見の翌年に大学を退職後は滋賀県・京都府の中学校などで教員として勤務する一方、1911(明治44)年からは島津製作所標本部顧問となる。1925(大正14)年没。
2019年3月、平瀬の子孫から恩賜賞賞牌など21点が福井県教育博物館に寄贈される。
2020年12月、著作した書籍等5点を追加寄贈。
1881(明治21)年、帝国大学理科大学で画工として採用される。教授の論文などの挿絵や資料を描く傍ら1893(明治23)年からイチョウの研究を始め、1896(明治29)年、世界で初めてプレパラート上でイチョウの精子観察に成功した。その成果は1898(明治31)年発表の論文「イチョウの受精と胚発育の研究(第2報)」(フランス語、帝国大学理科大学紀要)にまとめられている。この発見は植物の進化の過程を解き明かす上で極めて重要なできごとであった。1912(明治45)年、その功績により帝国学士院第2回恩賜賞を受賞した。
なお、精子発見の翌年に大学を退職後は滋賀県・京都府の中学校などで教員として勤務する一方、1911(明治44)年からは島津製作所標本部顧問となる。1925(大正14)年没。
2019年3月、平瀬の子孫から恩賜賞賞牌など21点が福井県教育博物館に寄贈される。
2020年12月、著作した書籍等5点を追加寄贈。
資料群の概要
資料は15点。受賞した恩賜賞賞牌や、賞牌と賞記を撮影した絵はがきのほか、平瀬の著作した図画教科書、肖像画および生徒と撮影した集合写真、平瀬の研究に協力した池野成一郎教授による平瀬の追悼文などがある。
県史収載
 
県史以外の収載
 
備考
 
利用上の注記(原本閲覧)
 
利用上の注記(二次利用)
 
利用条件(文書館)
 
複製本番号
 
関連資料一覧
縮小画像の表示/非表示
表示
件
表示順