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福井県立大野高等学校
目録種別
古文書(資料群)
資料群番号
I0156
資料群名
大野藩旧蔵図書
地域(近世,行政村,現在)
 
資料の年代
年未詳~年未詳
資料目録件数
376
組織歴および履歴
1901年(明治34)4月、福井県立福井中学校大野分校が大野郡大野町亀山(現大野市城町)において開校。1905年(明治38)4月、福井県立福井中学校から独立し、福井県立大野中学校となる。1948年(昭和23)4月、学制改革により大野中学校・大野高等女学校・大野農林学校の県立学校3校が合併され、福井県立大野高等学校[設置課程4(普・商・家・農)、全日制、男女共学総合制]となる。1955年(昭和30)11月、創立50周年記念式典および記念行事を挙行。1956年(昭和31)12月、作詞・三好達治、作曲・清水脩により校歌完成。1993年(平成5)4月、大野市新庄に移転開校。同年10月、福井県立大野高等学校創立88周年・移転新築記念式典を挙行。2005年(平成17)10月、福井県立大野高等学校創立100周年記念式典および記念行事を挙行。
より詳しい沿革については、大野高校HP(https://www.daiko.ed.jp/about/history/)を参照。
より詳しい沿革については、大野高校HP(https://www.daiko.ed.jp/about/history/)を参照。
資料群の概要
大野藩等旧蔵図書の由来については主なものは以下のとおり。
(1)大野藩校の明倫館および洋学館旧蔵の図書
(2)宮沢由左衛門氏寄贈の図書
(3)その他大野伝習所、明倫中学校、戦勝記念大野図書館等の図書
(1)について。大野藩は土井氏4万石の奥越の小藩であったが、2つの藩校、明倫館と洋学館を開設し国書・漢籍の充実とともに費用を惜しまず蘭書を購入している。特徴的な資料として、和蘭関連の辞書(『蘭仏辞典』、『仏蘭辞典』、『蘭語辞典』)、オランダの原書(『de eigenschappen der drie wapens』(西川貫蔵の翻訳書「三兵用訣精論」の蘭訳)、『Handleiding tot de Mineurkunst』(オランダ人、ス・フル・キリンスマの著作)などがある。また、『海上砲術全書』、『海上砲術全図』、『瓢風新語』、『英吉利文典』の四書は大野藩自身が出版した蘭書の翻訳書として注目される。
(2)について。宮沢由左衛門家は大野城下の横町(現在の大野市日吉町)で酒屋・質屋を営む豪商である。幕末期の同家の当主は行であり、幼少の頃、松村良猷(大野藩待講)に学び、後に田中大秀の知遇を得て、多くの学者文人とも交際している。行の没後、宮沢家から蔵書が大野中学校に寄贈される。『管中孟子論』、『論語古訓余義』(いずれも松村良猷の著作)などがある。
分野別の構成と部数は、国書(376部)、漢籍(287部)、蘭書(50部)、英書(376部)で合計1089部となっている。1966年(昭和41)作成の「蘭学関係目録」を皮切りに図書館担当者により、これまで数度、分野別に目録が作成されているが、国書・漢籍も含めた集大成となる目録が1980年(昭和55)に作成されている(「大野藩等旧蔵図書目録」)。
令和5年3月、国書を目録公開。その他の資料については現在公開準備中。
(1)大野藩校の明倫館および洋学館旧蔵の図書
(2)宮沢由左衛門氏寄贈の図書
(3)その他大野伝習所、明倫中学校、戦勝記念大野図書館等の図書
(1)について。大野藩は土井氏4万石の奥越の小藩であったが、2つの藩校、明倫館と洋学館を開設し国書・漢籍の充実とともに費用を惜しまず蘭書を購入している。特徴的な資料として、和蘭関連の辞書(『蘭仏辞典』、『仏蘭辞典』、『蘭語辞典』)、オランダの原書(『de eigenschappen der drie wapens』(西川貫蔵の翻訳書「三兵用訣精論」の蘭訳)、『Handleiding tot de Mineurkunst』(オランダ人、ス・フル・キリンスマの著作)などがある。また、『海上砲術全書』、『海上砲術全図』、『瓢風新語』、『英吉利文典』の四書は大野藩自身が出版した蘭書の翻訳書として注目される。
(2)について。宮沢由左衛門家は大野城下の横町(現在の大野市日吉町)で酒屋・質屋を営む豪商である。幕末期の同家の当主は行であり、幼少の頃、松村良猷(大野藩待講)に学び、後に田中大秀の知遇を得て、多くの学者文人とも交際している。行の没後、宮沢家から蔵書が大野中学校に寄贈される。『管中孟子論』、『論語古訓余義』(いずれも松村良猷の著作)などがある。
分野別の構成と部数は、国書(376部)、漢籍(287部)、蘭書(50部)、英書(376部)で合計1089部となっている。1966年(昭和41)作成の「蘭学関係目録」を皮切りに図書館担当者により、これまで数度、分野別に目録が作成されているが、国書・漢籍も含めた集大成となる目録が1980年(昭和55)に作成されている(「大野藩等旧蔵図書目録」)。
令和5年3月、国書を目録公開。その他の資料については現在公開準備中。
県史収載
 
県史以外の収載
 
備考
 
利用上の注記(原本閲覧)
福井県立大野高等学校 図書館に事前にお問い合わせください(0779-66-3411)。
利用上の注記(二次利用)
福井県立大野高等学校 図書館に事前にお問い合わせください(0779-66-3411)。
利用条件(文書館)
 
複製本番号
 
関連資料一覧
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